標高1,684メートルの平湯峠から標高2702メートルの乗鞍岳畳平
区間を結ぶ全長14、4メートルの山岳道路「乗鞍スカイライン」が
例年5月15日頃に開通予定です。
さらに開通時には10メートル程の「雪の壁」も見ることができます。
全くの登山経験のない方でも本当に冬山にいるような臨場感を体験
することができるんですよ。
乗鞍岳では自然環境の保護と交通渋滞をさけるためにマイカーの
交通規制があります。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
交通規制、車で乗鞍へのアクセス、シャトルバス
乗鞍へのアクセスで注意したいのは、マイカーでは入れないことです。
乗鞍スカイラインと乗鞍エコーラインは自然環境の保護と交通渋滞を
さけるためにマイカーでの通行ができません。
残雪の乗鞍岳に行くには、5月中旬から運行が始まる
「乗鞍スカイライン」しか選択肢がありません。
山頂に行く時は高山市ほおのき平駐車場(無料)、平湯温泉で
シャトルバスに乗り換えましょう。
車+バス
(東京方面から)
中央道岡谷JCTから長野自動車道へ入り松本インターで降りる
国道158号線で上高地方面へ安房峠トンネルを経由して平湯温泉へ
ほおのき平は、平湯からさらに国道158号線を高山方面へ
松本インターより約1時間15分
(名古屋・大阪方面より)
東海北陸道飛騨清見インターより高山清見道路で高山インターへ
国道158号を平湯温泉方面へ
ほおのき平は、平湯温泉に行く途中にあります。
高山インターより約45分
平湯温泉・ほおのき平~乗鞍山頂(畳平)シャトルバス
平湯温泉・ほおのき平から乗鞍スカイラインを経由して
乗鞍山頂(畳平)まで約60分、期間限定で運行しています。
(5月15日から10月31日まで)
終点の畳平は標高2702メートル「日本一高いバスのりば」なんですよ。
この2社で運行しています。
【停車順】
平湯温泉⇒ほおのき平⇒平湯温泉下山口⇒大黒岳登山口⇒山頂 畳平
【運賃】
平湯温泉~乗鞍山頂(畳平)
大人片道 1,450円 大人往復 2,500円
小人片道 730円 小人往復 1,250円
ほおのき平~乗鞍山頂(畳平)
大人片道 1,290円 大人往復 2,500円
小人片道 650円 小人往復 1,250円
乗鞍岳シャトルバスの混雑状況
混雑のピーク時間ですが
畳平行きが、9:00~10:00の便が
畳平から乗鞍高原、ほうのき平・平湯方面行きが
13:00~14:00の便がよく混みます。
畳平行きは乗車券を販売した数の台数を増やして出発するので、
並べば乗車する事ができます。
ピークの時間帯にはバスターミナルの前で長蛇の列が出来ますが、
臨時や増発があるので乗れないと言う事はありません。
乗鞍岳・春山バスで「雪の壁」を見に行こう!
例年、乗鞍スカイラインが5月15日頃に全線開通して、その除雪作業で
できる「雪の壁」を見に行きませんか。
立山の「雪の大谷」は有名ですが乗鞍だって立派なものですよ。
積雪量が多い年なら10メートル以上、少ない年でも5メートル以上の
高さがあります。
例年、6月中旬ごろまで楽しむことができます。
乗鞍岳春山バス(乗鞍高原観光センター~位ヶ原山荘~大雪渓・肩の小屋口)
冬季閉鎖中の「乗鞍エコーライン」を特別な許可により運行されて
います。
運行開始当初は
「位が原山荘(くらいがはらさんそう)標高2,350メートル」
までの折り返し運転となりますが除雪が進行して5月下旬に
「大雪渓・肩の小屋口(標高2,600メートル)」まで
運行区間が延長されます。
2020年4月29日(水)~6月30日(火)
【運賃】
乗鞍高原~位ヶ原山荘前,大雪渓・肩の小屋口
大人往復 2,800円
小人往復 1,400円
乗鞍岳に行く時の服装について注意すること
下界では桜の散る時期ではありますが、気温は標高が100メートル
上がると0,6°c下がると一般的にいわれています。
乗鞍岳の標高が3,026メートルなので平地に比べると約18℃
気温が下がることになります。
風が吹けばさらに体感温度が低くなります。
したがって、セーター、ジャンバー、帽子、手袋など平地での
冬の恰好です。
天候の確認と防寒対策は必須です。
靴、シューズ
特に険しい道や岩場はないので捻挫防止の為にくるぶしまで
保護されているもの、さらに靴底がしっかりしているものが
好ましいですよ。
畳平周辺で登れる、魔王岳,富士見岳、大黒岳
畳平バスターミナルから3つの山の山頂までは、30~40分程度で
登ることができます。
一番近いのは魔王岳だけすが、私がオススメするのは富士見岳です。
3つの山の中で一番標高が高く(2817メートル)見晴らしも
素晴らしいですよ。
畳平から鶴ケ池を半周して、砂と小岩の山道を20分ほど
登るコースです。
乗鞍スカイラインと乗鞍エコーラインの違いって?
ともに乗鞍岳の畳平が終着点です
乗鞍スカイラインは岐阜県側から 5月15日~10月31日
全線二車線で道幅が広い
乗鞍エコーラインは長野県側から 7月1日~10月31日
7月まで開通出来ないほど厳しい山岳地帯を走る
道幅がせまく、勾配もきつい
2,500メートルあたりで雲海も見れました。
バスが進むにつれて、青い空にそびえる残雪の北アルプスの山々が
姿を現し、車内から「わーすご~い!」って歓声が上がります。
カーブを曲がるたびに見え隠れする槍ヶ岳,連なる山並みを
見ているうちに道路脇に「雪の壁」が現れ、さらに視界が開けて
残雪でまだら模様の美しい山に出会います。
一番長い「雪の壁」を抜けると山頂「畳平」に到着しました。
お疲れさまでした。