開湯700年以上の歴史を持つ野沢温泉は地元の人たちが守り継いで
きた13の外湯は訪れる人々にも開放されているため、
観光客は無料の湯めぐりも楽しめる温泉地。
今や全国的にその名を知られる野沢菜漬けは、信州を代表する漬物。
野沢温泉の外湯には「洗濯場」が併設されていることが
多いのも特徴。
「洗濯場」では、地元の人が洗濯に使うのはもちろん、
野菜を洗ったり、11月上旬には、野沢菜を洗って漬ける様子を
見ることもできます。
人が多すぎず、少なすぎず適度な混み具合で独自の楽しさを
味わえることができますよ。
それから、ここ野沢温泉は
金メダル2連覇の河野孝典さんの故郷でもあるのです。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
東京から野沢温泉へのアクセス
高速バスは練馬発→長野駅着で3時間22分・3,500円〜
新幹線・電車は上野駅発→飯山駅着で1時間46分・8,040円〜
飯山駅 ⇒ 野沢温泉中央ターミナル バス時刻表(のざわ温泉交通)
所要25分
野沢温泉村ってどんなところ?
古くから湯治場として知られ、野沢温泉観光案内所が中央バスターミナル
の近くにあり、観光パンフレットやマップも入手でき、地元ならではの
楽しみ方をスタッフから聞くことができます。
野沢温泉スキー場
野沢温泉スキークラブが発足し、長野五輪会場の一つに選ばれました。
金メダリストの河野孝典さんの出身地でもあります。
1992年 アルベールビルオリンピック(フランス)
個人19位、団体金メダル(三ヶ田礼一・河野孝典・荻原健司)
1994年 リレハンメルオリンピック(ノルウェー)
個人銀メダル、団体金メダル(河野孝典・阿部雅司・荻原健司)
日本スキー博物館
日本スキー博物館は、日本や世界各地スキーの歴史がわかる、
スキー専門資料を収集した博物館。
スキーの歴史的流れを6つのブロックに分け、その代表的なスキー用具や
資料と写真パネル年表によって各時代を紹介しているところです。
営業期間 年間営業
(毎週木曜日 休館、祝祭日が木曜日の場合はその翌日)
営業時間 9:00~16:00(受付終了 15:30)
お問い合せ 0269-85-3418
入館料 大人 300円 子供150円
宿泊者割引 大人 240円 子供120円
外湯めぐり
野沢温泉の外湯めぐりのマップはこちらを
参考にしてください。
横落(よこち)駐車場 野沢温泉村横落9811
外湯に近い 広い 無料(スキーシーズンは500円)
⓵ 入り口に賽銭箱
基本的に外湯は無料ではありますが、入り口に賽銭箱があります。
数十年前はお金持参で番台を探す人がいました。
現在は遠慮なく善意を頂戴して温泉施設に少しずつ、
手を加えてきました。金額ですが、いくらでも・・・。
感謝の気持ちを込めて2~3人で¥100でもOK。
② 外湯は早朝5時(冬は6時)から夜11時まで年中無休です。
③ 靴は最下段(高さが低め)。
④ 脱衣棚(脱衣カゴはなし)。
100円入れて帰りはもどる鍵付きロッカーがあります。
貴重品はこちらに。
⑤ 洗い場は広くないし、シャワーもないです。
⑥ タオル 石鹸、シャンプーなど持参。
野沢温泉滞在中に気に入った外湯から好きなだけ体験してみましょう。
それぞれに利用案内が書かれているので、入る前に必ず読んでから
入ると安心です。
野沢温泉の外湯での楽しみ方
野沢温泉の外湯の泉質は基本的に 硫黄泉 ですが、それぞれ特徴があり、
外湯の全部が循環、消毒なしの掛け流しの温泉です。
② 雰囲気抜群でこのまま溶けちゃいたくなります。
③ こんな素っ気ない湯治場があるのは感動です。硫黄が匂って、59℃の源泉かけ流し。ぜいたくだなあ~。
④ 歴史を感じつつ、湯治効果に驚きつつ、楽しめます。
⑤ 海外旅行ほどの刺激もなく、目の前にあるのはただ、温泉だけ。それでも、温泉はやめることができないのです。
私がおすすめの外湯は?
「真湯霊泉」極上のにごり湯
野沢温泉では貴重な乳白色の
にごり湯がたのしめる。
小さめの浴槽、「あ~」いい湯だな~って思える温泉。
熊の手洗い湯
浴槽が2つあって温度が違うので
はいりやすい。
源泉はわずか数十mの距離にあり、
湧出温度は40.2℃と適温。
泉質は火傷・切傷に効果抜群で、赤ちゃんの敏感な肌にも安心ということ
で訪れる人も多いとか。
どちらも他の外湯と離れていますが、ここまで来れば
麻釜(おがま)の湯にも立ち寄ることができます。
国の重要無形民俗文化財の道祖神祭り
《真湯の案内をする道祖神》
野沢温泉村を歩いていると多く目にするのが、道祖神。
この道祖神は災厄の進入を防ぐ神とされ、村境や民家の入り口
などにまつられているもの。
毎年1月13日から15日まで開催される道祖神祭りは
日本の三大火祭りの一つ。
以前にこんな記事を書きました、よかったらごらんください。
「道祖神」に心がほっこり!集落ごとに村と暮らしを 見守り続ける
温泉が生活に密着する地元の人たちの暮らしぶり
《洗濯場》
それぞれの外湯には「洗濯場」が併設
されていることが多いのも特徴。
温泉に浸すとかたい皮もするりと
むけるのは不思議なこと。
このような温泉の利用方法も、昔の人々の生活の知恵なのですね。
郷土食の野沢菜漬け
歴史をたどると健命寺の8代目住職が京都から持ち帰った
天王寺蕪(てんのうじかぶら)の種を、寺の畑にまいたが、
株が小さく葉柄が大きい天王寺蕪とは全く違ったものが育ってしまった。
寒冷地のこの地で突然変異を起こしたこの蕪こそが、野沢菜とか。
⇒⇒⇒
付け根に近い茎の部分がおいしい。
ポピュラーなのはダントツで塩漬けとしょうゆ漬け。
お土産としても人気、泊まった民宿で漬けた野沢菜を分けてもらったこと
も何回かありました。
好みの野沢菜を発見するのも楽しみの一つ。
野沢温泉では自分の手つくり温泉たまごがおすすめ!
《手ぶらでもOK!温泉卵の作り方!》
まずは生卵を入手します。
そして、ここにも温泉卵を作れる場所が♪
さっき、紹介した熊の手洗湯の前にも温泉たまご作り場があります。
温泉卵は12分から14分で出来ます・・・とあります。
温泉に入る前にたまごを仕掛けて、お風呂あがりに食べられますね。
こんな感じで、 野沢温泉では手つくりの温泉たまごがお薦めですよ。
《さいごに》
水の音が聞こえる、湧き水を飲むことができ、
13カ所の外湯や伝統的な日本旅館が並ぶ。
外湯にはおさい銭を入れるのも野沢温泉ならではの文化。
旅行先を選ぶときは「どこでもいい」、「安く行ける場所」となる
一歩手前で、「ここにお金を落としたい」という観点で考えて
この「野沢温泉」にぜひお越しください。
近年は若い世代がスタートさせたおしゃれなショップ、
移住してきた外国人たちによる国際的な文化が
新しい風が吹き込んでくれています。
野沢温泉は、自然、歴史、文化、そして温泉が融合した
魅力的な場所です。ぜひ訪れてみてください。