湯島聖堂といえば、文京区湯島にある孔子廟のある史跡です。
すぐ近くの神田明神とは対照的な、静かでシックな雰囲気の
湯島聖堂。
大成殿内部以外は無料で見学することができるので、何か考え事を
したいときなどふらっと訪れるのに良さそうな場所です。
この重厚感のある雰囲気を見てください!
江戸の風情を残した独特の雰囲気。
確かに独特な雰囲気ですね~・・・でも江戸っていうより中国っぽい
感じもしますよね。
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湯島聖堂とは何をするところなんですか?
湯島聖堂は、1690年徳川綱吉が作った日本最初の孔子廟なんです。
要するに”孔子”っていう古代中国の有名な思想家を祀って
いるところなんです。
孔子・・・あの「論語の人」?
簡単にいうと人としての正しい生き方を説いた儒教の創始者で
道徳とか礼儀を超重要視した思想を広めた人なんですよ。
そしてここはただ祀るだけではなくて当時のトップエリートを育てる
ための学校でもあったんです。
何を勉強していたかというとメインは「儒学」、
「儒学」
というのは
《儒教の基本》は、
徳(仁、義、礼、智、信)を充実させ、お互いに対立せず、良好な国家、社会や人間関係を維持しようとする教え。仁とは、人を思いやること。義とは、利欲にとらわれることなく、やるべきことをやること。 礼とは、上下関係では守るべきことを守ること。智とは、学問に努めること。信とは、真実を話り、物事に誠実であること。
湯島聖堂のメインである大聖堂にむかって進んでいきます。
階段の両側は木が生い茂っていて雰囲気があります。
孔子を祀る儒教の施設なので神社やお寺とはちがう感じがします。
湯島聖堂大成殿(たいせいでん)
ここ大成殿は孔子を祀る場所でもありながら当時の儒学者たちの
心の支えでもあったとか。
この広い境内で儒学の授業が行われ、メチャクチャ優秀な学者が
育っていきました。
土日祝日限定で200円(受付で)にて内部の見学も可能。
午前9時半~午後5時まで(冬季は4時)
閉館日 夏季休業 8月13~17日の5日間 年末休業 12月29~31日の3日間
まあ、その気持ちは大事ですね、昔の人はここで一生懸命勉強
してたし、つい手を合わせたくなる雰囲気はありますよね。
湯島聖堂ならではの屋根の上の特別な装飾
屋根の上を見ると、シャチホコのようなもの、
そしてシーサーのようなトラのような像が置かれています。
シャチホコみたいな方は

「鬼犾頭(きぎんとう)」という
龍の顔した魚。
想像上の神魚で、
水の神として火災を
防ぐために設置されているそう。
「鬼龍子(きりゅうし)」。
想像上の霊獣で、孔子の聖人の徳に
感じて現れるとのこと。
「鬼犾頭(きぎんとう)」で火を防ぎ「鬼龍子(きりゅうし)」で邪気を
世界最大の孔子像
大成殿から下って行くと、斯文会館(しぶんかいかん)と
いう建物のすぐ側。

かなり大きなもの。
その高さは4.57m。
この像は中華民国台北市
のライオンズ・クラブ
から、1975年に
寄贈されたもの。
この像は学問の象徴として、孔子が知恵と徳を象徴する姿を
現しているんです。
この像は孔子をただの偉人としてではなく
”学びの心”をもった人として描いているから見ている人が
自然と親しみを感じるようになっているんだそうです。
神社でなくとも御朱印がいただける
御朱印の授与場所は、
斯文会館(しぶんかいかん)のなかにある事務局。
御朱印長持参でお願いします。(9時30分~17時 冬期は16時)
受付で番号札を受け取ります。御朱印代は300円。
「萬世師表」とは?
孔子廟に「萬世師表」と言う
額が掲げられており御朱印に
も書かれています。
「萬世師表」は、
孔子を「永遠の師」と称える言葉であり、彼の教えが何世代にも
わたって模範となることを意味します。
この表現は、孔子廟に掲げられ、彼の教えが後世に受け継がれることを
示しています。
さいごに
湯島聖堂って広~い!
少し前までエリート養成所だった話を聞いていたのに学問所って
いうより公園のような雰囲気があります。
確かに今は史跡として一般公開されているので公園ぽく感じるけど
昔はここでガチの勉強が行われていたんですね。

