参拝 神社仏閣

東松山市「岩殿観音」《NHK鎌倉殿の13人》比企能員ゆかりの地!

 

東松山市には、

パーマネントウォーキングコースである「ふるさと自然のみち」が

備えられ、郷土の自然、歴史、文化をたどるなど、

それぞれの目的に沿った楽しみ方ができるコースが

7つ設定されています。

山頂一帯は物見山公園(標高135m)として整備されており、

近くに立つ1300年あまりの古刹・岩殿観音の拝観とあわせて

自然とのふれあいを楽しんでみませんか。

そしてここは、

鎌倉幕府初代将軍・源頼朝に仕えた御家人13人のうち、

埼玉ゆかりの人物が一人いるんです。

その人物こそが、「埼玉県比企郡」の地名の由来にもなっている

比企能員(ひきよしかず)、源頼朝の命で比企能員が復興し、

頼朝の妻北条政子の守り仏千手観音を安置しています。

下記クリックで好きな項目に移動します☆

巌殿山 正法寺(岩殿観音)

 

いわどのさん しょうほうじ(いわどのかんのん)

埼玉県東松山市にある真言宗智山派の寺院で、

坂東三十三箇所の十番札所です。

正法寺の始まり

 

奈良時代の初め718年に、

諸国を巡り修行する高僧であった逸海上人(いつかいしょうにん)が

岩殿山中で修行していると、

夢の中に観音菩薩が現れ、お告げを受けました。

この霊告によって諸国行脚の修行を止め、そこで岩殿山の崖を削り、

観音像を安置し傍らの庵で日夜修行に励み、

かたわらに正法庵を結んだのが始まりとされています。

源頼朝・実朝(さねとも・頼朝次男)の信仰・・・坂東札所

 

坂東とは、足柄山や箱根の坂の東一帯のことで

源平の戦いの後、

敵味方を問わない供養や永い平和への祈願が盛んになり、

頼朝が将軍であった頃、その気運が起こり、

実朝のときに機が熟して制定されたのではないかという。

坂東札所は第一番を鎌倉の杉本寺とし

安房の郡古寺を打ち納めとしている。

鎌倉時代・源頼朝と比企氏

 

岩殿観音が坂東札所の一所となったのは

現東松山市と比企郡一帯を治めた比企氏が関係しています。

 

頼朝の乳母であった比企尼(ひきのあま)は、

平治の乱の後、流罪となった源頼朝が伊豆に流された際にも

惜しむことなく支援をしていました。

その恩もあり、比企氏を御家人として重用した源頼朝は、

比企氏が深く帰依した岩殿観音を庇護することになります。

 

源頼朝の妻である北条政子の守り本尊として、

比企能員(ひきよしかず)が復興し、坂東札所の第十番となっています。

源頼朝の没後、頼朝の志を継ぎ、妻の北条政子が堂宇を再建しています。

 

能は「よし」、員は「かず」、鎌倉時代に度々出て来る人名の読み方。

ここがスゴイ!比企能員(ひきよしかず)!

 

比企氏は鎌倉幕府ができる前から源氏と関わりが深く、

比企一族の女たちは頼朝や頼家の乳母(めのと)を務めた。

当時の乳母はただ母親の代わりに乳をやるだけではなく、

その夫も一緒に面倒を見て、そのまま乳母の家で育てられる。

だから、それなりに財力と教養がある家柄でないと務まらない。

そして乳母の子供も乳母子(めのとご)と呼ばれ、

幼い頃から一緒に過ごし、

成人したら側近として行動を共にしていくのです

それを2代続けて担当したのだから、

頼朝からの信頼は相当厚いものだった。

能員は 頼朝の乳母を務めた比企尼(ひきのあま)の甥で、

養子となっている。

そして頼家(源頼朝の嫡男)が産まれた時、

出産場所となったのが能員の屋敷で、能員の妻が乳母となった。

さらに、能員の娘である若狭局(わかさのつぼね)は頼家の妻となり、

男児を産んでいる。

ここから・・・

頼朝から頼家に代替わり、鎌倉幕府にどのような変化が訪れるか?

比企尼 | 芳村直樹のブログ

将軍の妻の座は、北条政子から若狭局に代わり、

頼家の跡取りに、若狭局との子が選ばれたら?

将軍の母・将軍の祖父としての権力は比企氏に移る。

名木 正法寺の大イチョウ・・・東松山市指定天然記念物

 

11月末から12月初旬にかけて岩殿観音正法寺の大イチョウ – 一般社団法人東松山市観光協会

黄葉が見ごろを迎えるこの大イチョウ

は、樹高は約25メートル、

根周りが約11メートルほどもあり、

樹齢は700年推定されています。

 

イチョウの葉が木の周り一面に

敷きつめられるとまるでじゅうたんのようになり、

訪れた人を幻想的な世界へといざないます。

驚くべきことに、

直径3メートルほどの大岩の上にイチョウが生長しており、

よくぞ転倒もせず無事に育ったものである。

人の手によって植えられたのだろうが、

あえて岩の上に植えたのは何が目的だったのだろうか。

350の灯籠、夕暮れの参道照らす 一生分のご利益…四万六千日の縁日

 

(しまんろくせんにち)の縁日

8月9日 10日は

 

約600メートルの参道に

約350個の灯籠がともされます。

岩殿地区では、

この日に門前町の各戸が灯篭を奉納し、

正法寺仁王門から延びる表参道の

両脇には家が建ち並んでおり、かつての繁栄の面影を残しています。

家々には、昔から受け継いだ「屋号」の木板が掲げられ、

門前町の雰囲気が味わえます。

正法寺公式HP

駐車場無料:有り
大型バス可能

 

ABOUT ME
yumiko
パソコン初心者のシルバーエイジです。自分で言うのもおかしいですが、それほど世の中の常識にとらわれることなく前向きなほうです。言い換えればマイペースです。猫2匹と暮らし、近所の犬とも無条件の信頼でつながっています。