《伝説の丘》
座間市内を南北にのびる丘陵地帯が
県立座間谷戸山公園（やとやまこうえん）として整備されています。
この公園の外側にでてみるとすぐ目の前が住宅街なんです、
大きなマンションも建っていてこれにはおどろかされます。
よくこれだけ広大な敷地が開発されずに残っていたものだと
おもいます。
里と山の心地よい感じで季節から言うならたぶんこれからの
時期は何もない時期だと思いますが、この時期でも”癒し”が
感じられる公園なんです。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
谷戸山公園
座間市の水源がある公園。
■住所 座間市入谷東１丁目
■電話 046-257-8388 （公園管理事務所）
■駐車場 無料駐車場にトイレ休憩室完備
- 東入口駐車場：78台
- 北入口駐車場：39台
- 多目的広場駐車場：29台
- 利用時間：4月〜10月：7時〜18時 11月〜3月：7時〜17時
- ■アクセス
座間駅から徒歩約15分
⓵ 伊勢原方面から 国道246号下今泉交差点左折→星の谷観音
坂下交差点右折
② 町田方面から 国道246号西原交差点右折
バリアフリー対応
県立座間谷戸山公園はバリアフリーに対応している場所があり、
車イス利用者散策路は2コース用意されており、
どちらも水鳥の池・わきみずの谷を楽しむことが可能です。
車イスの貸し出しは里山体験館かパークセンターで利用可能です。
また、園内のトイレは6か所すべてがバリアフリー対応で、
駐車場も身障者用駐車スペースが用意されています。
園内の散策
面積32.1haの園内には「サンクチュアリ（聖域）」、「水鳥の池」、
「シラカシ観察林」、「昆虫の森」、「スギ・ヒノキ観察林」、
「わき水の谷」、「クヌギ・コナラ観察林」、「伝説の丘」、
「星の谷街道・巡礼街道」、「炭焼き小屋」が配置されています。
公園と言うより自然の山を極力壊さずに作った散策コースです。
散策路は歩きやすく、途中、ベンチやあずまやなどの
休憩ポイントがあります。
南入口を起点に反時計回りに回ってみましょう。
パークセンターへの分岐を過ぎ、わきみずの谷へ。
谷戸の生命の源”わきみず”
「谷戸」ってなに？
② 谷戸山のわき水のほとんどは、地下水が湧水として地表に姿を見せたものなんだ。見た目の水量は豊富だが、谷戸山の地下水は、公園のまわりのせまい範囲を集水域にしているから、降った雨をどうやって地下にためていくかが、これからの谷戸山公園にとっての大きな課題なんだ。
座間市の上水道は湧き水で賄っています。そのミネラル豊富な地下水は、
市内の水道水の約8割を供給しています。
ホタルも生息
穏やかできれいな、街灯が届かない水辺にしか生息しないホタル。
ゲンジボタルが最盛期を
迎える６月中旬頃には、
駐車場を夜間まで延長して
開放しており、多くの来園者
で賑わいます。
座間谷戸山公園は、6月の駐車場（北入口、東入口）の利用時間は
21:00までとなっています。
座間谷戸山公園ホタルツアーを開催！
初夏の夜に光る、きれいなホタルを、みんなで見に行きましょう！
ホタル歴20年の吉田さんが、ホタルの豆知識を解説したり、
おすすめのホタルスポットを案内したりしてくれます。
伝説の丘（本堂山 82ｍ）
伝説の丘からは、大山などの
丹沢山系が眺めることができ、
鳥のさえずりも心地よく、
木々の中を歩くのがとても気持ち
良い場所です。
ランチを食べるのもOK!
谷戸山の伝説、観音堂の歴史
現在の谷戸山の伝説の丘は昔は本堂山といい
観音堂がありました。
巡礼者達が本堂を目指し通った坂道にちなんで名付けられたと
考えられています。
美しい紅葉 見頃は2025年11月15日から12月15日
周囲は大木ばかりで見上げると圧巻！
色とりどりの落ち葉もきれい！
水鳥の池
2019年に冬鳥の第１陣が飛来しました。
「水鳥の池」はカモ、サギなど野鳥観察ができる唯一の場所。
やってくる「カモ」はマガモ、オナガガモ、コガモ、カルガモなど
250羽位で、越冬でやってくるのは「マガモ」、「オナガガモ」。
多くの小鳥が鳴いていて、近い場所へも飛んできます。
バードウォッチングの装備があれば、すぐに観察できそうです。
みずどりの池を見下ろす観察小屋が近くにあります。
人気の紅葉スポット 見頃は2025年11月15日から12月15日
紅葉が水面に映る美しい景色を楽しめます。
水鳥の池からは湿性生態園を通過し、上りで南入口へ。
アーバン・エコロジー・パーク
座間谷戸山公園は、市民参加（ボランティア）の里山保全隊の
みなさんによって、保全されている温もりある公園です。
アーバン・エコロジー・パーク（自然生態観察公園）として、
昭和６２年度より全国に先駆けて整備され、
平成５年から開園（全体の3分の1）されたそうです。
アーバン・エコロジー・パークと呼ばれる自然生態観察公園は、人が自然環境と触れる機会を確保する目的にした公園のことで、谷戸山公園はその先駆けとなりました。野鳥などの小動物の生息地や植物群落など質の高い緑地環境の保全など都市に自然を呼び戻し人間と生物がふれあえる拠点となる公園です。
自然ボランティア
園内で見られる動植物を保護すると共に、
来園者が安全に利用できるようにするための以下の草刈りは、
② 落下物が通行人や隣接地に影響の有無の確認
③ 「昆虫の森」や「クヌギ・コナラ観察林」の雑木林、
「スギ・ヒノキ観察林」に生えた下草の刈り取り。
④ セイタカアワダチソウなどの外来植物の除草作業。
⑤ 落葉かき……林床に生える植物の生育や成長に影響を
与えるので、適度に落葉を取り除く。
これらの作業の結果は、
明るくなった林床では山野草が花を咲かせ、
燃料として、石窯でピザ焼きなどを楽しむことができます。
枯草や枝葉の集積で、土へと分解されて再び自然に帰ります。
座間のホタルを守る会
座間市内のホタル生息地の環境保全活動を行っています。
一年を通して水路の手入れなどの作業を行っています。
写楽会
カメラ好きの集まりです。
谷戸山の野鳥を中心に、草花や昆虫などの写真撮影の他、
野鳥や山野草の保護などの活動を行っています。
花植えたい
里山保全隊と同じく、市民参加を募っているボランティア活動で
春と秋の年2回、花植えがおこなわれており、土づくりや落ち葉で
腐葉土を作る作業、花壇の柵の修理などが活動内容です。
自然保護のメッセージが込められた看板
散策路には、自然を守るための看板が各所に設置されています。
看板を見つけながら散策することで、自然に対する理解を
深めることができるのも、座間谷戸山公園ならではの魅力です。
さいごに
この時期に訪れることで、昔ながらの里山の景観と、色とりどりに
変化する木々の姿を楽しむことができます。
紅葉の見ごろの目安は、2025年11月15日から12月15日まで。
ですが、気候により前後することがあるため、
事前の情報チェックが重要です。
ぜひ、この季節ならではの風景を楽しみに、県立座間谷戸山公園へ
お出かけください。
昔ながらの里山の風景を感じられる機会であり、
秋のひとときを楽しむことができます。
木漏れ日が差し込む山道、風に揺れる樹木、水面に映る鮮やかな
紅葉が、季節の移ろいを感じさせてくれます。
