長野県木曽郡上松町にある
「赤沢自然休養林」の中を走る「赤沢森林鉄道」は、動態保存
されている数少ない路線です。
「赤沢自然休養林」は日本三大美林の一つで、樹齢300年以上
の木曽ヒノキが立ち並ぶ美しい天然の森林です。
「赤沢森林鉄道」の路線はすべて森林の中を走っているため、
100パーセント森林浴を満喫でき、また歩きやすい遊歩道が
整備されていて、ハイキングを楽しむこともできます。
コロナ禍のなか、テレワークにもオススメの森林滞在です。
ぜひ、「赤沢森林鉄道」に乗ってみませんか。
それからここ、上松町は出羽の海部屋の現役力士「御嶽海」の
故郷でもあるんですよ。
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日本三大美林とは?
日本は世界でも有数の森林国で、美しい森の木を大切に保護し、
育ててきた歴史があります。
その中でもヒノキ・杉・ヒバなどの森林は、古くから建築や家具
などで使用され、私たちの生活にも深く関わってきました。
自然に育てられてきた天然林は、人の手が加えられていないので
木と木の間隔もそれぞれなので木々の成長は遅いです。
⓵ 青森ヒバ【青森県】
「アスナロ」ともいわれ
「明日はヒノキになろう」
という意味から名付けられ、ヒノキより劣る
ようですが、実際はヒノキに劣らないほど
耐久性が強く重宝されています。
木目が緻密でそあるため、社寺仏閣などの建築には申し分なく、
岩手県「中尊寺金色堂」、青森県「弘前城」「岩木山神社楼門」始め、
歴史建造物に使用されています。
⓶ 秋田杉【秋田県】
江戸時代、
秋田杉を藩の重要な
財源として保護し、
藩の財政を支えていきました。
秋田杉は年輪の幅が狭く
強度で美しい木目に育つので、建築や家具、伝統工芸品
「大館曲げわっぱ」の原材料としても使われています。
③ 木曽ヒノキ【長野県】
江戸時代、城下町や武家屋敷の建設、造船を
目的とした森林の伐採が進み、木曽ヒノキの
山は荒れ果てていきました。
木曽谷を管理していた尾張藩は、ヒノキの
伐採を禁止し、森林の保護に努めたのです。
その結果、かつての森林を取り戻すことに
成功しました。
赤沢自然休養林とは
《あかさわ しぜん きゅうようりん》
江戸中期の半ばに、当時の尾張藩が厳しい森林保護政策をもって
保護し始めたのが、この森の始まりです。
現在、この森は森林浴発祥の地で、
健康増進効果も実証されたところでもあります。
赤沢自然休養林の基本情報
面積は759.56ヘクタール、標高1558m。
開園期間は例年は4月29日に開園、11月7日に閉園です。
《赤沢自然休養林》アクセス 赤沢線バス時刻 料金 各種散策コース
赤沢自然休養林 ガイド付き散策方法
所要時間: およそ120分
スタート時間は、9:00~10:00、13:00頃が最適。
人 数: 最大40名前後 (それ以上の場合は、相談)
料 金: 5名まで5,000円 以降、1名ごとに500円追加
料金は、当日に現金で受付。
ガイドの手配の都合上、3日前までに予約が必要。
お問い合わせ、ご予約先
上松町観光協会 電話0264-52-1133 hinoki@avis.ne.jp
赤沢森林鉄道
2021年シーズンの運行は、4月29日(祭)より開始予定です。
木曽森林鉄道の波乱万丈な生涯!
かつて木曽地域で林業が盛んだった時代、運搬用に住民の足にと
重宝された鉄道がありました。
全国で活躍した森林鉄道のうち、国内最後まで現役で運行された、
木曽森林鉄道です。
狭い軌道は当時の山合いの輸送手段として最適でした。
やがて木材の輸送手段は鉄道からトラックへ移行。
木曽森林鉄道も、1975年に最後の運行を終え、
それ以後、森林鉄道記念館で静かな余生を過ごしていたとき、
転機がおとずれ、
遷宮(せんぐう)の伝統を継承していくために
1985年の第61回式年遷宮(せんぐう・・・移す)行事で
伊勢神宮御用材の伐採です。
「遷宮」とは、「殿舎(お宮)」もしくは「御祭神(神様)」
を別の場所に遷す、いわゆる移動させることです。
よって「式年遷宮」の意味とは、
「”定められた年=20年”ごとに神様を新しく造営した
殿舎へ遷す」と言うことになります。
遷宮は木の再生を祈るお祭りです。
20年に一度、遷宮として社殿が建て替えられる伊勢神宮。
その習わしには一級の天然ヒノキ材で約一万本に近いヒノキが
必要とされます。
前回の遷宮は、2013年。
約550億円もの費用をかけて行われました。
この様子は、テレビや新聞を通じて全国に配信されます。
そこには、御用材を運ぶ森林鉄道の姿が。
「まだ残っていたのか」「走れる軌道があるのか」 赤沢の森林鉄道が
錦を飾ることになりました。
それから2年後、まず夏休みから、樹齢300年の天然ヒノキ林を
走る赤沢森林鉄道が運行を始めました。
澄んだ水と空気、雄大な美林を縫って走る姿はまさに「森林鉄道」
そのものです!
赤沢森林鉄道 料金 2021運行予定表
往復 2.2km 1便当たり5両・定員100名
料金: 大人(中学生以上)900円
4歳~小学生 600円
団体15名様以上 各100円引
障がい者割引 ご本人半額、介添団体料金
赤沢自然休養林までのバスの乗車券
赤沢線のバスで終点の赤沢自然休養林まで行きます。
往復券は薄い木に印刷されています。
赤沢森林鉄道の乗車券
乗車券は焼き印が入った板です。
車椅子で森林鉄道と自然散策を楽しめるバリアフリー対応
車椅子で赤沢森林鉄道と自然散策を楽しめるところです。
鉄道は往復乗車も可能ですが、往路で下車しバリアフリーな木道を
森林浴しながら戻ってくることも出来ます。
鉄道駅-駐車場-食事処の移動にはそれぞれ急な坂を伴うため
LEVEL-2のバリアフリー度です。
車イストイレ セラピー体験館内、森林交流センター内
車イス専用駐車場 あり
上の鉄道駅、中間の車いす駐車場、下の食事処とも坂道を
2-30mくらいです。
車椅子を4-5台を載せられる車両、
入り口・スロープ幅は1mくらいです。
木道、渓流と木曽ひのきの中をゆるい下り勾配で戻れる、木道の到着で食事どころに行ける
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