散策

秩父31番札所「鷲窟山観音院」街中の寺院で見られない光景は必見!

 

(しゅうくつさん かんのんいん)

宗派 曹洞宗  本尊 聖観世音菩薩

秩父34霊場のなかでもっとも険しい難所に建つ秘境感あふれるお寺、

秩父31番札所「鷲窟山(しゅうくつさん)観音院」。

登山口から山門をくぐり、

鷲窟山観音院の境内で本堂に覆いかぶさる

「鷲の岩屋(わしのいわや)」と呼ばれる大岩窟は迫力があり、必見。

かなり風情のある景色やお寺が観れるので、是非足を運んでみませんか。

下記クリックで好きな項目に移動します☆

秩父札所31番(観音霊場)巡り

 

秩父には3大神社や34番の札所など巡礼スポットがたくさんあります。

秩父札所はいずれも秩父にある観音様の納められた三十四のお寺を指し、

それらを回ることを札所巡りと呼びます。

「観音院」境内の様子

 

秩父札所 第31番【鷲窟山・観音院】 | フォトさいたま

仁王門 石造りの仁王像が安置されている

 

この仁王尊像は、

1868年に信州の石工である藤森弥一寿氏が観音院の裏山で

採掘した石材で制作し、奉納したものだそう。

口を閉じた吽形(うんぎょう)像と 開口の阿形(あぎょう)像 

驚くべきはその大きさ。

像の高さは約3.9mにもなり、台座を含めると4m超え。

石造りの仁王尊像としては、日本最大級なのだそうです。

厄除け 296段の石段日本一の石造り仁王像がお出迎え! 「鷲窟山(しゅうくつさん)観音院」

 

山門に杖が用意されています。

石段は曲がりくねった道に

設けられており、

先の見通しがつきにくく、

296段は、

般若心経の276字、普回向(ふえこう)の20字を足した数字なのだとか

 

普回向(ふえこう)

願わくは此の功徳を以て普く一切に及ぼし、

ねがわくはこのくどくをもってあまねくいっさいにおよぼし、

 我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを

われらとしゅじょうとみなともにぶつどうをじょうぜんことを

石造りの「巨大な手」は、

納経所で「手助け仁王」として、1年間手助けをしてくれる

仁王様の手形を購入する事ができます。

家内安全・商売繁盛・無病息災など様々なご利益があり。

石段を登りきった所は大岸壁に囲まれ、

正面の観音堂が押しつぶされるように感ずる。

石段をのぼってすぐの梵鐘堂

 

周囲を気にせず、遠慮なくつける。

「聖浄の滝」

滝の下側には不動明王が祀られており、

左側には小さな仏様「鷲窟磨崖仏」があります。

緑色に苔むした岩壁に囲まれた

池の中を悠々と泳いでいる鯉がとても情緒的。

聖浄の滝の看板に

「行者が水垢離(みずごり=滝行は水垢離のひとつ)をした所」とあった。

ここ観音院のある地は、明治の修験道禁止令までは、

山に篭り、滝で水垢離をし、荒行を積んだ修験道の行場であったそう。

 

「磨崖佛(まがいほとけ)」

札所31番

滝の左側の断崖の岩に刻まれた

磨崖仏は有名で県指定史跡。

弘法大師の爪彫りで、

十万八千体あるといいます。

摩崖仏が彫られている地層は約1500万年前のものだといわれています。

暗黒の世でもなんとか極楽往生をねがう人々の信仰心が

磨崖仏を作らせたという説があります。

観音院:本堂

本堂に安置されている本尊聖観世音は行基(668~749)の作と伝えられ、鎌倉の武将・畠山重忠(1164~1205)が鷲の巣より本尊を見つけたといわれています。<br />畠山重忠がこの地に狩に来た時、遠くの鷲の巣に矢が命中したのに矢が跳ね返ったので、不思議に思い巣をおろしてみたところ、巣の中から所在不明だった観音像が現れ、奇縁に感じた重忠が堂宇を建立して聖観音を安置したのがこの寺の始まりと伝えられています。

札所三十一番は本尊を聖観世音菩薩

(しょうかんぜおんぼさつ)とする

観音院。

あの奈良の大仏を造った行基の作。

行基が諸国を巡る間に、

彼を慕う人々が彼の周囲に集まり、

僧侶や民間人が混ざった

宗教集団が形成され、彼らはさまざまな社会事業を行います。

当時の日本は、疫病や飢饉に悩まされ、

また民衆は労役や重い税に苦しんでいたため、

行基は布教しながら貧民救済の他には、


道の整備や橋を架ける、治水工事、寺院建立、

無料の簡易宿泊所の設置などを行ないました。

聖観世音菩薩-「観音さま」は、人々の苦しみを

取り除く「慈悲」の象徴です。

観音菩薩と言うと三十三面や十一面、千手などさまざまな姿に

変化することで有名ですが、聖観世音菩薩は顔は1つ、腕は2本と

人間に近い姿をしているのが特徴。

観音堂の周りにある巨大な岩壁は、

約1700万年前、秩父盆地が陥没し、海底だったところ。

圧倒されるような自然の岩壁と、岩下の本堂。

不思議なパワーを肌で感じることができました。

《アクセス 交通案内》

東京から西武池袋線で、西武秩父駅へ。

西武秩父駅から、バスで終点へ。

 

西武バス:秩父エリア時刻表(G:小鹿野線)
https://www.seibubus.co.jp/rosen/chichibu/

 

西武秩父駅、小鹿野中心部から西武バス「栗尾行き」

西武バス「G(G2)」に乗ります。

西武秩父駅からだと→約50分

小鹿野役場前からだと→約25分

バス停 栗尾から鷲窟山観音院の山門まで、徒歩約50分~1時間

西武バス 栗尾のバス停からは鷲窟山観音院(札所31番)まで

の看板があるので迷わずに行けるので安心!

鷲窟山観音院の山門から本堂まで、約296段の石段を

約15~20分分登ると、本堂に到着!

徒歩で行くと途中ののどかな風景に出会えます。

ABOUT ME
yumiko
パソコン初心者のシルバーエイジです。自分で言うのもおかしいですが、それほど世の中の常識にとらわれることなく前向きなほうです。言い換えればマイペースです。猫2匹と暮らし、近所の犬とも無条件の信頼でつながっています。