催し物

国立科学博物館「宝石 地球がうみだすキセキ」開幕!宝石とはどんなものなのか!

 

宝石のラフ(原石)・ルース(磨いた石)、 約200種を一挙紹介!

地球がうみだす”貴石”、”奇跡”そしてジュエリーになるまでの”軌跡”を

紹介しています。

「この原石がこんなきれいな宝石になるんだ」と知ったうえで、

今度はジュエリーの状態を思い浮かべながら

展示の原石を見に来るというように、楽しめる展覧会だと思います。

下記クリックで好きな項目に移動します☆

会場には高さ2.5メートルの巨大アメシストドームが登場!

 

ドームの前で写真撮影も可能♪

アメジストドームは、空洞状になったものを二つに割ったものです。

アメジストドームとは?

 

空洞を持つアメジストを半分に切断した際に、

多くのアメジストは細かく砕けてしまうことが多く、

その細かく砕けた物はクラスターとして出回ります。

稀に双方が砕けず、きれいに半分に切れた物が

「対」になったペアのアメジストドームとして出回ります。

アメジストの採掘現場では、二つに割ると別々に出荷します。

このことからペアのアメジストドームは非常に希少であると言えます。

アメジストクラスターとは?


アメジストの結晶が群れを成しているものを

アメジストクラスターと呼びます。

ドームは内側にアメジストの結晶が

付いたものを言い、

クラスターは外向きに結晶が付いているものをいいます。

アメジストの特徴や効果

 

紫色は、高貴な色と考えられていて、

アメシストは、聖職者にとって常に最高級の評価を与えられてきました。

アメシストは、誠実、心の平和の象徴とされ、

精神のエネルギーを高めます。

財運を活性化させて、家族を健康にして家が栄えるとされています。

キムタク家に2本のアメジストドームがある!

 

キムタク家のカペーラは

1個のジオードになったアメジストを二つに割ったもので

ペアのアメジストで高さ1メートルくらいだそう。

「カペーラ」とは?

 

「ドーム型」とも言われます。

カペーラはcapellaと書き、「聖堂」や「教会」を意味する言葉です。

英語の「チャペル」ですね。

この形が西洋の教会や聖堂をイメージされることから、

呼ばれているんですって。

アメジストカペーラの特徴は、

先端に行くほどアメジスト特有の紫色が薄くなっているところです。

とくに出現が稀な宝石<希少石=レアストーン>

 

宝石の定義としては①美しさ、②耐久性、③希少性とされています。

まず、希少性が必須の要素ですが、希少性だけではなく、

一定の美しさと耐久性が必要です。

この宝石の条件のなかでも希少性がずば抜けているものが

「希少石=レアストーン」と呼ばれるものです。

希少石には2種類あるといわれます。

⓵ その鉱物そのものが稀少なもの。

② 鉱物そのものは稀少ではないが、美しさが稀少であるもの。

フォスフォフィライト

 

ほとんど採掘され尽くされてしまったことなどから、

レアストーンの中でも特に稀少だといわれているフォスフォフィライト

 

フォスフォフィライト 原石フォスフォフィライト ルース2

非常にもろく欠けやすい宝石で、カットされることは少なく、

カットする場合は高い技術が必要とされます。

フォスフォフィライトPhosphophyllite名前の由来

 

フォスフォフィライトはギリシャ語で

リンという意味の「phosphorus」と葉という意味の「phyllon」を

足した言葉を由来とします。

リンを含有することと、葉のように剥がれる

ことからそう名付けられたといわれています。

和名では燐葉石(りんようせき)と呼ばれています。

スフェーン

スフェーン ルース2

 

産地は比較的多くても宝石品質のものが見つかることは少なく、

宝石品質のものが産出されるのは、

マダガスカル、メキシコ、パキスタン、ロシア、ミャンマーなど。

スフェーン最大の魅力は、豪華な輝きではないかと思います。

名前はギリシャ語でくさびという意味をもつ

「Sphenos」という言葉に由来しています。

生物がつくった宝石たち

 

世の中にある宝石は、

基本的につくられたのは「鉱物」からです。

ですが、宝石のなかには大地ではなく

生物によって作られたものもあります。

パール

 

昔は養殖技術がなかったこともあり、希少で高価なものでした。

現在は養殖が可能になったため、

価格も供給量もある程度安定しています。

パールの形成の過程では、

まず貝の外套膜が貝の体内に入り込む細胞分裂をして

真珠袋を形成します。

その真珠袋のなかでカルシウムの結晶と有機質層が交互に堆積して、

真珠が作られます。

アンバー

 

アンバーは日本名では「琥珀」。

アンバーは、木の樹脂が地中で固まることによって生成されます。

松などの針葉樹の樹脂が何千年、何億年もの長いときを

経て化石となったものがアンバーなのです。

その長い凝固過程で、樹脂のなかに含まれていたものも

一緒に固まることがあります。

例えば、虫やカエル、バクテリア、花、果実などが

宝石に混入していることがあります。

この混入物こそが、アンバーの特徴のひとつなのです。

アンモライト

アンモライト カナダビジネスサービス所蔵

「アンモライト」とは

カナダ・アルバータ州で採れる

アンモナイトの化石だけにつけられた

宝石としての名前です。

アンモライト原石のどの部分をどのように生かすかで

そのアンモライト原石破片に新たな息吹が吹き込まれます

宝石と人間との関わりを考える《真珠》

 

偶然の出会いがすべてでした。

砂浜で美しい貝殻を拾うように、

人々は暮らしの中で出会う美しいものを宝石として、

身を飾るのに使っていたのです。

例えば、真珠は

食べ物とした貝の中から見つかり、

そのまま宝石として使えたのですから。

真珠に挑戦した御木本幸吉

貝に真珠を作らせようとした男――それが

ミキモトの創業者・御木本幸吉です。

日本で生まれたこの輝きは、その後、世界各地に広がり、進化します。

使う貝の種類は違うものの、

美を生み出す多くの技術者は今でも日本人です。

音声ガイドの貸出料金は

一般・大学生600円、高校生以下550円。

特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
会場:国立科学博物館
会期:2022年2月19日(土)~6月19日(日)
開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで)
入場料:一般・大学生2,000円、小・中・高校生600円
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日休館)※ただし3月28日、5月2日、6月13日は開館
アクセス:東京都台東区上野公園、JR上野駅公園口から徒歩5分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口から徒歩10分、京成線京成上野駅正面口から徒歩10分
※日時指定予約が必要。当日、博物館で販売する当日券での入場枠もあるが、来場時に待つ場合や予定枚数が終了している場合がある

 

 

ABOUT ME
yumiko
パソコン初心者のシルバーエイジです。自分で言うのもおかしいですが、それほど世の中の常識にとらわれることなく前向きなほうです。言い換えればマイペースです。猫2匹と暮らし、近所の犬とも無条件の信頼でつながっています。