待乳山(まっちゃやま=山号)本流院は
待乳山聖天(まっちゃやましょうでん)と呼ばれ、
浅草寺の子院のひとつです。
隅田川べりの小高い丘(待乳山)にあり、この丘は推古天皇
在位3年に、金龍が舞い降り山を回って守護したと伝えられ、、
浅草寺の山号(金龍山)の由来となったと伝えられる。
また推古天皇在位9年にこの地方が干ばつに見舞われた
とき、歓喜天と十一面観音が安置されたと伝えられ、
境内各所に大根と巾着があり、とくに大根は歓喜天(聖天)の
供養には欠かせないもの。
1月7日には「大根まつり」も行なわれています。
正月中に本尊にお供えされた大根を調理した風呂吹き大根が、
御神酒とともに振る舞われます。
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待乳山聖天(本龍院)
隅田川沿いの隅田公園という公園があります。
その公園沿いに上がっていき、言問橋も通り過ぎ、
見えてくるのが、「本龍院(待乳山聖天)」です。
本堂の前には「ご自由にお上がりください」の立て札が
あります。
本堂に上がって心願成就祈願をしましょう。
お供えの大根は境内で販売されていて、
帰りに聖天様おさがりの大根を頂けることもあります。
《本堂の開堂時間は?》
4月~9月は午前6時~午後4時30分
10月~3月は午前6時30分~午後4時30分です。
大根と巾着がシンボル
境内各所にほどこされた大根・巾着の意は、
ご利益を示すもので、
巾着袋は砂金袋をあらわし、巾着袋の意味は、
商売繁盛(しょうばい はんじょう):商いがうまくいく。
お稲荷様
キレイになっていて
ここが大切にされているのがわかります。
今では稲作・農業だけでなく、衣食住、家内安全、商売繁盛、
待乳山聖天の参拝方法・・・大根?
待乳山聖天の参拝に欠かせないのが、そう!
ここの参拝方法は大根を奉納する、お供え用として社務所で
販売もしているが、持ち込みもOK!
お供えされた大根の、ものすごい量を見ていただければ、
どれだけの厚い信仰が集まっているかがおわかり
いただけるでしょう。
さて、最初に大根をお供えした時点で、
なぜ大根…?っておもいますよね。
境内にもたくさんの大根の紋が・・・?
大根は、健康・良縁・
夫婦和合・家庭円満の功徳を
現し、大根をお供えすると
大聖歓喜天が身を清めてくれると
されています。
待乳山聖天の大根まつり
1月7日に開催される大根祭。
待乳山聖天の参道で、聖天様にお供えされたご利益つきの
風呂吹き大根とお神酒が振る舞われます。
この大根を頂く事で、聖天様の徳を頂いて
健康に過ごせそうです。
大根は柚子味、みそ味などもあります!
大人気のお祭りなので、混雑します。
待乳山聖天「大般若講 大根まつり」
日程:2024年1月7日(日)
時間:11:00 大般若講法要
11:30頃~ 大根まつり
浮世絵に描かれた江戸の名所
《東都名所 真土山之図》
待乳山を含む風景は葛飾北斎の「待乳山の紅葉」や
歌川広重の「東都名所真乳山之図」など多くの浮世絵に
描かれました。
現在は隅田川の向こうに東京スカイツリーが見える風景と
なりました。
《最後に》
古い歴史を持っていますが、本殿に登るための
無料のスロープカー「さくらレール」が設置されていたり、
大根を無料で持って帰ることが出来たり、異色な寺なのです。
だから高齢者や少々身体の不自由な方でも大丈夫!
途中に「社務所」という駅で停車もします。
人力車と人でごったがえす喧噪から約10分程で
落ち着いて参拝ができます。
以前にこんな記事を書きました。
こちらも大根にかかわりがあります。
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