潮騒の音と頬をなでる海風が、心地よい神社です。
荘厳というよりも、地域とともにあり、
包み込むような優しさを感じることができそう、そんな神社です。
鳥居をぬけて足元には「浜の神社」らしく、
砕いた貝殻が敷き詰めてあります。
圧倒される階段には無料の貸し出し杖があります。
洲崎神社は、
リベンジしたいことがある！諦めたくないことがある！
という願望の方に参拝をオススメします。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
古代の社格：一宮が二つある館山市（安房神社 洲崎神社）
房州館山のパワースポットといえば「神社」と「お寺」。
多くの方が訪れ、それぞれの祈願をし、また疲れを癒しに詣でます。
でも、なぜ館山の神仏をわざわざ目指すのでしょう？
安房神社（あわ じんじゃ）は最上の社格を与えられていた！
神社には伝統的な格式の区分け（社格）が古来から受け継がれ、
下記のようなこれまで古代・中世・近代に全国の神社に対して、
格式を定める御触れが出されました。
実は安房神社は、
この3つの格式すべてに最上の社格を与えられている
数少ない神社の一つなんです。
災害や飢饉の際、朝廷や民の声を神にお伝えする場所として
人々から親しまれ最上の位を与えられた場所。
実は強～い力をもつパワースポットだったのです。
全国の神社に対して、格式を定めたおふれ
古代・・・一宮 二宮 三宮（大宝律令によって制定）
中世・・・中世の社格、延喜式神名帳(927年)に記載された神社
近代・・・明治元年公布の官社表で大社が一番の社格。
もう１つのパワースポット「洲崎神社（すのさき じんじゃ）」！
天太玉命の后神「天比理刀咩命」（あまのひりのめのみこと）が
祀られているので、安房神社とは夫婦の関係にある神社といえます。
「洲崎神社」で行き詰ったとき、再度チャレンジをしたい時参拝してみよう
二か所の一宮が存在することになったのは、鎌倉幕府を開いた源頼朝が、
1180年伊豆で挙兵した際、石橋山の合戦で敗れ、
家臣数名と海を隔てた安房の地へ避難していたのです。
逃げ延びた安房の地で、
頼朝は「もう一度チャンスを！」と再挙を期して参拝をしました。
この時、頼朝が参拝したのがこの洲崎神社です。
その後頼朝は、討伐を成功させ、見事願いを叶えることになるのですが、
つまり洲崎神社は、
頼朝からすれば天下統一の願いを聞き入れてくれた神様となるわけです。
自然発生的に洲崎神社を「一宮」と呼ぶ風習が広まる！
全国統一を果たした頼朝の偉業は決して平易な道のりではなかったことが
後世の多くの武士の心に勇気をもたらし、語り継がれてきました。
中でも、江戸城を築きあげた太田道灌は
洲崎神社を勧請（かんじょう）して、神田明神を城の鎮守にしたのです。
このような経緯のもと、どこからともなく、
洲崎神社を「一宮」と呼ぶ風習が広まり、
また江戸時代には松平定信が、
「安房国一之宮大明神」と自筆の篇額を奉納、
本来は国に１つとされる一宮が
安房国館山には２つも存在することとなったのです。
洲崎神社 もう一つの顔 富士山と夕日がすっぽり入る鳥居
冒頭の画像をごらんください。
パワースポットとして注目されている洲崎神社ですが、
もう一つの顔もあります。
「浜鳥居」といわれ、
例祭などはここで神事が
行われたりします。
この鳥居には
富士山と夕日がすっぽり入り、
写真のスポットとしての方が昔から有名です。
「ダイアモンド富士」年に数回しか見る機会がない絶景！
「ダイヤモンド富士」とは、
富士山頂に太陽が重なる瞬間、ダイヤモンドのように輝く現象のことです。
富士山頂に太陽が重なるのは日の出と日没時になります
どこからでもダイヤモンド富士が見られるというわけではなく、
特定の場所や時間、そして気象条件がそろって
初めて見られる貴重な瞬間です。
千葉県は、夕陽によるダイヤモンド富士が、
ほぼ県内全域で見られる恵まれた環境にあります。
年に2度“自然の芸術”を鑑賞してみませんか？
アクセス
富浦ICから車で25分
