観梅

文京区「牛天神」モ~っと良い年になる北野神社 紅梅祭りと献梅祭2021!

 

菅原道真は幼い頃から頭のよい人でありました。

そんな道真を祀る北野神社のお守りは、受験生や試験前の人に

大人気のアイテム。

また、このお宮の魅力は学業以外の御利益を秘めていたり、

紅梅や紅葉の名所としても知られています。

牛天神北野神社は全国の神社の中でも、撫で牛(なでうし)発祥の地

とも言われ、牛天神北野神社には立派な撫で牛が設置されています。

ここでは、見ておくべきスポットについてご紹介しますね。

下記クリックで好きな項目に移動します☆

2021 牛天神「紅梅祭り」

 

境内にある梅の9割が紅梅といった赤い梅が多く植えられていて、

特に社殿前の梅と男坂の階段の途中にある梅は印象に残る梅です。

男坂は少し急ですが手すりがついて、神社は都会の中にホッとした

空間です。

 

梅の種類も冬至梅、富士梅、豊後梅、桃梅、しだれ梅、寒紅梅と

ちょっと変わった種類もあり、早咲きから遅咲きまで揃っています。

期間   2月1日(月)~2月25日(木)

期間中は土曜日毎に甘酒・しょうが湯を、

日曜日毎には、梅のお菓子、甘酒がいただけます。

御朱印と期間限定記念御朱印

献梅祭(けんばいさい)

 

年に一度、氏子らを中心に、代表者を「献梅司」に見立て、梅花を神前に

奉献します。

期間中、梅の開花状況で第2日曜または第3日曜日に

「献梅祭」が開催されます。

献梅祭自体は拝殿内での神事なので見学者にはあまり興味は

ないかもしれませんが、宮司が揃って拝殿に向かっていく様子は

梅の花と合わせると美しいかもしれません。

 

この献梅祭でご祈祷(午前11時より)を受けると、献梅祭のお札に

名前、願い事(学業成就・家内安全・商売繁盛・交通安全)を神社で

書いていただけます。

特別ご祈祷料金 各1口 2,000円(税込)

また、当日午前11時〜午後4時の間には境内で、

野点(のだて)・天神太鼓を行い、甘酒・とん汁等をふるまいます。

地元の方々が大勢手伝いにきているのがいいですね。

牛天神「北野神社」基本情報

 

例祭日  5月25日

所在地  〒112-0003 東京都文京区春日1-5-2

TEL    03-3812-1862

FAX    03-3868-0477

最寄り駅

     地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園駅」 徒歩10分
    地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」 徒歩10分
    JR中央線・地下鉄東西線・南北線・大江戸線・有楽町線「飯田橋駅」 徒歩10分

菅原道真の邸 紅梅殿(こうばいどの)から大宰府へ

 

道真の邸宅は庭の紅梅で「紅梅殿(こうばいどの)」と呼ばれ、

道真が「こち吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」

詠んだ所で現在の下京区綾小路通南。

菅原道真はなぜ大宰府に左遷されたのか?

 

いつの時代も「出る杭は打たれる」ものです。

菅原家は学者を輩出した一族で道真も信頼を得て、出世街道を

まっしぐらに駆け上り、醍醐天皇の時に右大臣に昇進、

当時、右大臣は、左大臣に次ぐ、朝廷ナンバー2の地位です。

 ここで、菅原道真は学者らしく様々な改革を打ち出していきますが、

これらの政策や厳しい態度が「左大臣」であった藤原時平との対立を

生みます。

異例の出世を果たして、厳しい改革を求める菅原道真には妬みと

白い眼を向けるだけで同調者は少なく、

藤原時平のほうに支持が集まり、

大宰府に左遷されることになったのです。

梅を愛した超天才 【菅原道真】

 

わずか5歳で和歌や漢詩を詠み、

月の明かりに照らされた梅の花は、きらきら輝く星のよう

月が照らすこの庭には梅のよき香りが満ちている。

と、この頃から梅がお気に入りだったのですね。

大宰府天満宮の飛梅(とびうめ)伝説

 

こんな伝説があります。

道真が都を追われたとき、彼が愛した庭木のうち、

サクラは悲しみのあまり枯れてしまい、

マツは主を追ったのですが途中で力尽き、

ウメだけがたった一夜で大宰府まで飛んでいったという話。

この飛梅伝説のウメが太宰府天満宮のご神木だそうです。

 

牛天神ってなに? 正式名は北野神社

 

牛は天神のお使いだと言われた別の名前だそうです。

「牛石」をなでて願掛け!〈北野神社〉で狙うは、多種ご利益アップ

 

階段を上り鳥居をくぐると、ユーモラスな牛型のおみくじ

結びどころがありました。

“天神さま”とは、菅原道真を祀る神社のこと。

そのため道真公が好んだ、牛と梅が“天神さま”のシンボル。

手水舎は梅の花の型になっていました

 

社殿を背にすると、願いを叶えてくれる「撫で石」がありました。

立札に《源頼朝が腰かけた石です。左側の口元より撫でながら

お願い事を唱えてください。》と書かれています。

全国の多くの天神様には金属製のなで牛ですが、こちらは

自然石の「願い牛」です。

牛天神北野神社牛石

 

狛犬のポジションにいる狛牛(こまうし)!

丸っこくってかわいいです。

 

 

道真公と牛のかかわりって?

 

なぜ牛なのか、不思議ですよね。

これは「菅原道真が丑年だった」

「道真が暗殺されそうになったところを飼い牛が救った」

「道真の遺体を運んでいるときに牛が座り込んで動かなくなったので

そこに埋葬した(その場所が大宰府天満宮)」など、

牛と道真にまつわる様々ないわれから。

また黙々と働く牛の様子は道真の教えにも通ずるものがあり、

牛を神の使いとして祀っているそうです。