約2000年前(縄文時代)のハスの実発見!
昭和26(1951)年3月30日に1個、さらに4月6日に2個のハスの実が、
東京大学検見川厚生農場だった泥炭地で、大賀一郎博士と
地元小中学生らによって発掘されました。
その「世界最古」の花は分根され、各地で花開き、
世界へと広がりを見せています。
それが千葉県の「大賀ハス」です。
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大賀一郎博士の情熱が咲かせた「オオガハス」
1917年中国大連の日本語教育専門学校で植物学を教えながら、
1931年(昭和6)満州事変の激化で開花の夢半ばで
帰国することになるのです。
その後、ある植物種子の調査依頼があり、武蔵野植物館でこの種子に
ついての講演をした博士に大きな転機が・・・、
「果托(かたく)」とは?
花が咲き終わると、花びらも落ち「果托」となる。
1200年前のハスは発芽には成功、
だが失敗に終わり、
発掘の決意と準備
検見川厚生農場の職員に何度も発掘の協力を願い出て、この呼びかけ
で多くの支援も集まり、発掘の準備が進められていきます。
地元の小中学生や建設会社、博士に賛同した人々があつまりました。
発掘は思うように進まず、一か月たっても何の成果もなく、
資金も尽きてきました。
誰もが諦めかけてきたその時、ある女学生がハスの実を発見、
勇気付けられた人々は作業を続行、作業が終了する4月6日にはさらに
もう2粒、合計3粒のハスの実を発見!
大賀博士の悲願ついに開花!
大賀博士は発見した3粒の発芽を試みたが2粒は失敗、
残り1粒は発芽、開花に成功しました。
発掘された古代ハスの実3個のうち1個だけが成長し、
この蓮根が検見川農場・千葉公園・千葉県農業試験場の3つに
分けられました。
大賀ハスまつり 6月21日(土曜日)~29日(日曜日)
ハスの花は朝早くに花を咲かせ、午後には花を閉じてしまうので、
午前が見ごろ。

入場無料
期間中は、ステージイベントや出店、大賀ハスガイド
象鼻杯(ぞうびはい)などの催しで賑わいます。
目玉となる象鼻杯(ぞうびはい)
見たことも聞いたこともないという人も多いと思いますが、
見た目のインパクト大!
象鼻杯とは、ハスの葉を盃に仕立てたもの、蓮の葉と茎が
つながる部分に穴を空け、その蓮の葉をじょうごにして高く掲げ、
そこに酒を注いで飲むものでその様子が象の鼻に似ることから
「象鼻杯」と呼ばれるもの。
《象鼻杯》
日程:21日(土)・22日(日)・28日(土)・29日(日)
時間:9時30分~
定員:各日100名
整理券配布9時~当日先着受付となります。(事前予約不可)
オオガハスガイド (ハス守りさん)
見学時にガイドさんの案内があればより楽しめますよね。
オオガハスを見ながら、歴史や見どころを学ぶことができますよ。
6月21日(土)・22日(日)・28日(土)・29日(日)
定員:15名×2(当日先着制)①7:30~8:00 ②8:30~9:00
ハスの実こんなはなしも「蓮根は茎部分」
漢字で書くと「蓮根」、根っこの部分と勘違いされがちですが、
茎なんですって?
ハスの穴は空気の通路
泥の中では空気が通りにくいのは当然。
あの大きな穴が、葉から取り入れた空気を根っこまで
届けているんですって。
レンコンの穴をのぞくと「先が見通せる」ことから、縁起がいい食材
としておせち料理に登場するのも知られていますよね。
中華料理を食べるスプーン「れんげ」
と言いますが、
正しくは「散蓮華(ちりれんげ)」で、蓮の花(蓮華)から散った
一枚の花びらのような形をしていることからそう
呼ばれているんだそうです。
ちはなちゃんと蓮華亭横の芝生広場で記念撮影
日程:
21日(土)・22日(日)・28日(土)・29日(日)
時間:《1回目》 9時10分~
《2回目》10時10分~
《3回目》11時10分~
妖精 ちはなちゃんのプロフィール
《お仕事》 市の花「オオガハス」や「花のあふれるまちづくり」
のPRに活躍しています。
《誕生日》 11月21日
《住所》 千葉公園ハス池
《性格》 良好
《アクセス》千葉市中央区弁天3-1-1
千葉市中央区弁天3丁目1番1号
千葉都市モノレール「千葉公園駅」下車すぐ
JR「千葉駅」 中央改札 千葉公園口より徒歩10分
《最後に》
日本独特な宗教観で日本では仏に使われることが多いのですが、
蓮の花はとても美しく、国内に広く群生して、開花を迎える夏には
各地では見物客で賑わいます。
縁起が良い悪いは抜きにして花の美しさを楽しむのも良いでしょう。
梅雨のジメジメムードを吹き飛ばすのにピッタリです。