上の画像はバードホールという熱帯雨林を再現した展示場で、開けたエリアの中に植物と熱帯雨林に生息している鳥類が展示されています。
地球上のすべての生物は、多数の生態系のなかでお互いに関わり合い
ながら生きていますが、この3月にリニューアルオープンした
千葉市動物公園では「熱帯雨林」を体感できます。
動物とふれあえる体験イベントが充実しているので、小さな子どもと
一緒に遊ぶにはぴったり! 中学生以下は入場無料(おとな800円)に
なるのもうれしいポイント、手作りランチを持参して
芝生広場でリラックスできますよ。
リピーター率が高く、かつて一世を風靡した立つレッサーパンダの
「風太くん」がいることでも有名です。
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人気のゴリラやチンパンジーが暮らす熱帯雨林とはどんな環境?
「熱帯雨林」とは、一年中気温が高く、雨が多く、
緑濃い森林のことです。
地表の数%ほどの広さの熱帯雨林には、地球に住む50%以上の
生物が住んでいると言われているそう。
熱帯雨林の動物たち
ここでは、熱帯雨林に生息する多くの動物たちの中から、
特に子どもたちに人気が高く、興味深い種類に焦点を当てて
紹介していきますね。
ゴリラ
おとなしい性質で、主に植物の葉や茎、果実などを食べます。
ゴリラは、見た目の迫力とは裏腹に、家族を大切にする優しい心を
持っています。
胸を叩くドラミングという行動は、自分の力を見せつけたり、
仲間とのコミュニケーションに使われたりします。
コモンマーモセット
2025年7月3日(木)コモンマーモセットが出産しました!
コモンマーモセットの子どもが
動物科学館2階の小型サル展示場で
生まれました。
家族で子育てを行います。
子どもの成長をあたたかく
見守ってあげてください。
コモンマーモセットは、体長20センチメートルほどの小さなサルで、
体重も約250グラムから400グラムと非常に軽く、
耳の周りの白いふさふさした毛が特徴です。
下の歯が特殊な形をしていて、木の皮をかじって穴を開け、
そこから染み出してくる樹液を主な食べ物にしています。
その他にも果物や昆虫、小さなトカゲなども食べます。
オランウータン
オランウータンは、マレー語で「森の人」を意味する名前を持つ、
知能が高い霊長類です。
木の枝を使って巣を作ったり、食べ物を取ったりします。
腕の長さは、広げると約2メートルにもなり、この腕を使って
木々をゆっくりと移動します。
果物が大好きで、その他に木の葉や昆虫なども食べます。
ナマケモノ
ナマケモノは、その名の通り、ゆっくりとした動きが特徴的な
動物で、1日の大半を木に下がって過ごすことで知られています。
1日の睡眠時間は約15時間程度、起きている間もエネルギー消費を
抑えるために、動きを遅くしています。
主な食べ物は木の葉や新芽で、消化に時間がかかるため、
食事回数も少なく、週に一度、排泄のために地上に降りてきます。
オニオオハシ
動物科学館(バードホール)に展示
オオハシの仲間では一番大きく、5羽ぐらい
の小さな群れで暮らしています。
毎日14:40~スコールを再現時に、
オニオオハシが水浴びをする姿を見ること
ができる事もあるようです。
動物たちの楽園 熱帯雨林のすがた
一年中高温多湿であることが大きな特徴で、この気候のおかげで
熱帯雨林では常緑広葉樹が密生し、豊かな森を形成しています。
多種多様な植物たちが支える役割
熱帯雨林の現状はたくさんの種類の植物によって支えられています。
高い木々が太陽の光に向かって空へと伸び、その下には低い木や草、
つる植物などが根を張り絡み合いながら生い茂っています。
それも数百種類もの樹木が生育していると言われるほどです。
これらの植物は、動物たちの食料(果実、葉、蜜、種子)となり、
安全な隠れ家や住処(すみか=樹の中が腐ってできた穴、葉の茂み、
つる植物)を提供する大切な役割を担っています。
たくさんの命が生き続ける理由って?
一年中安定した気候と、豊かな植物資源で長い時間をかけて
それぞれの環境に適応し、進化してきた結果が生まれたからです。
例えば鳥のワシとフクロウを考えてみよう。
熱帯雨林が抱える問題 動物たちを守るためには?
動物たちが安心して暮らしていけるために、彼らが直面している問題
を知り、今、私たちに何ができるのか?を考えてみましょう。
森の破壊で動物たちのすみかがなくなる
木材の伐採・・・巣作りや移動の場所がなくなる
農地や牧場を広げる・・・住む場所や食べ物がなくなる
道路やダムの建設・・・森が分割され、動物たちの移動が困難になる
地球の保護
なんて遠い国の話だと感じるかもしれないのですが、
千葉市動物公園動物科学館
午後2時半頃になると入園客がゾロゾロと集まってくる。
2時40分 アナウンスの予告なしに猛烈な雨が・・・。
ガラス張りの吹き抜けのホールに突然強い雨が・・・。
鳥たちが水気を帯びた羽をブルブルと震わせる、
ナマケモノは活発に動きだす。
一日一回にわか雨を降らせる仕掛けをほどこしたバードホール。
ボルネオ島のジャングル体感
エントランスホールには東南アジアの巨木フタバガキ、
根本からやく12mの実物大。
下から見上げると巨大さに圧倒される(現地では何十メートル)。
樹高が高く地表に根を張らないと自分を支えることができない。
野鳥のさえずりなどの音も現地で収録した音を流すなど
こだわっている。
ボルネオ島の熱帯林を取材
総事業費は5億8740万円。
リニューアルのため、職員らはマレーシア、インドネシア、ブルネイ
の3カ国にまたがる熱帯林地域のボルネオ島に足を運び、
環境を取材。
植物を詳しく観察し、展示内容に生かしている。
《ボルネオ島の熱帯林》
風太の誕生日を祝うセレモニーを開催
レッサーパンダの「風太」は7月5日(土曜日)に22歳の誕生日を
迎えました。
この動物園の代名詞でもある風太をはじめ、6頭のレッサーパンダが
おり、エサの時間には飼育員から好物のリンゴを直接受け取る姿を
見ることができます。
《最後に》
動物園は世界中のさまざまな野生動物との出会いの場であり
動物の生態や魅力を伝えるだけでなく、絶滅危惧種を本来の生息地が
回復するまで守っていく役割も担っています。
多くの生物植物種が、生物多様性の宝庫である熱帯雨林に
生息しています。
動物園を訪れた人が、熱帯雨林やそこで暮らすその重要性に
気づくことが、保全への第一歩へとつながるとおもいます。


