緑の中をくぐって境内に続く石段はここは都心? と戸惑うほど
静かな神社です。
それに、
なんとこちらの北野神社が、撫で牛第一号で、頼朝公が腰掛けたと
いう「ねがい牛」、しかも創建のきっかけとなった
「撫で牛さま」なんです。
それと、
夏の風物詩「文京朝顔・ほおずき市」は、趣きのある小石川の
まちなみの中で開催されるイベントです!
家族で夏を楽しむ絶好の機会となりますね。
それでは境内に入ってみましょう。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
牛天神北野神社
天神信仰は、菅原道真という歴史上の人物を神として祀る
信仰のことで、神社の数は全国で第3位と言われています。
鳥居をくぐり、次の鳥居まで緑に囲まれた階段を登っていきます!
境内の見どころ

拝殿前には
一対の狛犬(授乳中)。
御神木の木斛(もっこく=ツバキ科)
境内の中心には樹齢100年を超える御神木の木斛(もっこく)の
木がありですが、「モッコク」という木の名前は見るのも聞くのも
初めてです。
江戸時代には江戸で重視された「三大庭木」の一つでもあり、
「庭木の王様」とも呼ばれているそうです。

《モッコクの花と実》
6月~7月ころに花を咲かせ、
香りは良く、花が咲き終わると
直径1〜1.5cmの丸い緑色の実が
できるそうです。
左側が社殿の手前にある手水舎です。
天神さまなので、
水の出るところが
梅のモチーフになっており、
珍しかったです。
暗くなるとライトアップされ、
とても神秘的。
そしてこちらの北野神社ならではの、特別なものが一つ。
これが「ねがい牛」!撫でると願いが叶うと言われています。
ありがたいものに触れることができました。

江戸の名所として描かれていた「小石川 牛天神」

《三代目歌川豊国(さんだいめうたがわとよくに》作
開門 : 午前6:00〜午後5:00
授与所 : 午前9:00〜午後4:00
〒112-0003 東京都文京区春日1-5-2
地下鉄丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩10分
地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 徒歩10分
JR中央線・地下鉄東西線・南北線・大江戸線・有楽町線
飯田橋駅 徒歩10分
大輪朝顔市 発祥の地「牛天神 北野神社」
大輪朝顔まつり 7月 第3土曜日・日曜日
牛天神が所有する歴史的文献の中で
「嘉永5年(1852年)、牛天神北野神社境内で品評会番付に
大輪朝顔が展示される」との記述があるとのこと。
「大輪朝顔市」発祥地として平成26年より
牛天神の境内において大輪朝顔が展示されるようになりました。
「文京朝顔・ほおずき市」2025
“文京朝顔・ほおずき市” 小石川のまちなみの中で開催、
朝顔市は「徳川家ゆかりの傳通院(でんずういん)」、
ほおずき市は「源覚寺」がメイン会場です。
朝顔は裕福な町人層を中心に、様々な朝顔を競い合う「朝顔番付」なども
開催され、一大ブームを起こしました。 朝顔は、その多様な変化を楽しむ
だけでなく、自分で交配や選抜を行い、珍しい色や八重咲きなどの
たくさんの品種ができ、新しい変化を生み出すこともできたそう。
その後、特に栽培が行われた入谷の植木屋で「朝顔市」がはじまったそうです。
開催期間 | 2025年7月19日 〜 2025年7月20日 |
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開催時間 | 7月19日 8:00~15:00 7月20日 8:00~15:00 |
会場 | 朝顔市会場 伝通院 ・ほおずき市会場 源覚寺 |
朝顔市
《メイン会場》
「無量山 傳通院 寿経寺(むりょうざん でんづういん じゅきょうじ」

朝顔の歴史は、遣唐使の時代に
唐から朝顔の種が持ち込まれ、
最初は薬として用いられ、だんだん
と観賞用になったとのこと。
朝顔の特性
朝顔が夜を感じてから10時間後に花を咲かせるそうで夜間に
照明の明るいところに置いた場合、咲かない時もあるそう。
つるは支柱を上からみて先端が左から自然に巻き付く
性質があるとのこと。
店頭での販売価格は2000円前後で行灯(あんどん)仕立ては
熟練の技術が必要なんですって!
珍しいアサガオの展示や鉢植えの販売の他、
地元の町による模擬店が出店。
ほおずき市
《メイン会場》
常光山 向西院 源覚寺(げんかくじ)

朝顔は身近な植物ですが、ほおずきって?
外形は大き目に見えて中身は空洞で種も思ったほど大きくない、
小さ目ですよね・・・。
ほうずき市の始まりは?
ほうずきは薬用になることから無病息災を願う縁起の良い植物と
考えられ、お寺の縁日で売られるようになったのがほうずき市の
始まりとか・・・。
なぜ、お盆の時期にほおずきを飾るの?
「ほおずき」は漢字で「鬼灯」と書き、鬼はご先祖さまの「みたま」
のことを指し、灯は「提灯」を意味します。
お盆にご先祖さまが自宅まで迷わずたどり着けるよう、
目印となる提灯の代わりにほおずきを飾るそうですよ。
会場へのアクセスとトイレ情報
例えば、ベビーカーなどの子供連れの場合は、
都営地下鉄・春日駅・A8出口
会場への最寄り駅である都営地下鉄・春日駅。
エレベーターは複数設置されていますが、
「A8」出口が最も会場に近くオススメ。
出口にはスロープもあるので、ベビーカーでも安心。
トイレ情報
トイレやミルクの心配がつきもののお子さんとの外出でも大丈夫!
「誰でもトイレ」や「授乳室」が完備された施設があります
源覚寺から近い、礫川(こいしかわ)地域活動センター内には、
誰でもトイレ(バリアフリートイレ)と授乳室が完備されています。
清潔な子供用の便座や手洗い場があり、授乳室も快適な環境で
お母さんもリラックスできますよ。

《最後に》
手水舎の花のモチーフも珍しかったですし、狛犬と牛さんたちも
愛らしかったですし、落ち着いた雰囲気にひたることができる、
そんな空気が漂う神社でした。
夏の風物詩「文京朝顔・ほおずき市」は、小石川のまちなみの中で
開催されるイベントです!家族で夏を楽しむよい機会となります。
また、文京区には坂が多いですが健康のためにも歩くことを
楽しんでみませんか!