長良川の上流に位置し、「宗祇水」に代表される清冽な水、町中に
張り巡らされている水路、大竹しのぶさんの語り口でダイワハウスの
CMの中での「水船」、川あそびをする子供たち、川に向かって迫って
くるような街並み、そして地場産の食品サンプルなどそんなことを
紹介しますね。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
川の流れが時の流れを見続けてきた街並み
郡上八幡では、日常生活の中で、多くの水に関する体験ができます。
訪れた時、街中に水の音があふれていることに気ずくでしょう。
用水のせせらぎや水船、夏であればこどもが川で遊ぶ音など・・・
古い町並みの防火対策と景観
幾度か火災に遭い、対策のため水路網が町中に張りめぐらされる。
そして多くの家の軒下にブリキのバケツが吊るされているのは
火災が起きたときにはこのバケツを使って消火するためのもの。
どの家も屋根に向かい、斜めに伸びた壁は「袖壁」と言われるもの。
このおかげで火事が隣に火が回りにくくなるように工夫されていました。
名水百選第一号、「宗祇水」
名水百選における「名水」とは
① 保全状況が良好
⓶ 地元住民による保全活動がある・・・ ということらしいです。
天然ミネラルが豊富に含まれています。
観光ポスターに必ずあります。

やなか水のこみちを散策
柳の木と玉石がマッチしています。
郡上八幡の名前に因んで吉田川、長良川で採取されたものを八万個
敷き詰めてあるそうです。
長い道ではなく、ベンチもあって癒されます。

「いがわこみち」今でも住民の生活水路
郡上八幡旧庁舎記念館の横から続く用水で途中に洗濯場があります。
鯉のえさも売っています。
民家の裏を流れていて観光スポットでもありますが、現役の
用水路でもあるんです。
洗濯場の一つに鯉のえさ箱があります。
マンホールの蓋がかわいい

湧き水を引く「水舟」の知恵
大竹しのぶさんの語り口で紹介された郡上特有の水利用の
システムです。
湧き水や山水を引き込んだ二層,三層からなる水槽のうち
最初の水槽で飲み水、食べ物を洗い、
次の水槽で食器を洗い、
そこで出た残飯が
さらに下に流れて鯉や川魚のエサになるシステムです。
ほとんど個人の家にあるので目にふれることは少ないですが、
「郡上八幡旧庁舎記念館」のおもてにあります。

川に向かって街並みがせまってくるような、吉田川
郡上八幡城や宗祇水など見所が多くある中、私のイチオシが町の
中心を流れるこの吉田川です。

川にせり出すように建てられた三階建て、四階建ての家の窓から
釣り竿をおろせば魚釣りができそうなほど。
背後で山がせまるという土地の多い苦肉の家つくりだったんですよね。
家から直接、水辺に下りられることで日常生活に川との関わりが深く
溶け込んでいるようです。
両岸に遊歩道があって夏になると川遊びを楽しむ子供たちの
声でにぎやかです。
上を見上げると郡上八幡城がみえるし、夕方になると、足元のランプに火
が灯り、幻想的です。
残したい日本の音百選に選ばれた新橋の飛び込み

小さな時から川に親しみ、低い方から飛び込み、やがて新橋へと
順に高いところから飛び込んで度胸をためしていきます。
その際、暗黙のルールがあって
① 増水時を避ける
⓶ 川の水温に慣らしながら
③ 着水時に人がいないことを確認する
⓸ 無理だと感じたらやめる
学校橋
八幡小学校のとなりにあるこの橋も子供たちがとびこみます。
水面までの高さが少し低いので新橋から飛び込む前段階と
されています。
中央を縦に流れる吉田川、中心部にある橋はどの橋でも
「ぼんぼり型」の照明がついていました。
見るだけで楽しい本物以上♪ 旭食品サンプル工房
眼下に吉田川の清流を見ながら見学、体験ができます。
とにかく、笑って楽しくなるところです。

おしゃれな店舗ではなくて田舎にきたなあ~って感じです。
一階にあるお土産コーナー、携帯ストラップがユニーク。
体験メニュー 所要時間 30分 (要予約)
天ぷら、レタス 1800円
フルーツパフエ 1800円
住所〒501-4204 岐阜県郡上市八幡町旭1207-3
道路沿いに 「大きなパフエ」 が目印
tel 0575 -65-4887
営業 午前9時~午後5時 不定休
駐車場
普通車 : 12台
大型観光バス:1台
自分たちの水は自分たちの手で大切にするという気持ちが徹底している
そんな街でした。