一人暮らしの急な体調不良で頼れる人が近くにいない場合は、
適切な対応を知っているかどうかで状況が変わります。
そんな事態に備えて日常からできる準備をしておくことも大切です。
実際、今年後期高齢者を迎える私がインフルエンザにかかり、
救急車で運ばれることになったその時の対応を振り返ってみました。
本記事では、一人暮らしの方が体調不良になった時の対処法や、
病院の受診や救急車を呼ぶべきタイミング、
その後は週5回受けている「見守りサービス」についても
触れているので、ぜひ参考にしてください。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
一人暮らしで体調不良に陥った時はどうする?
症状が重く動けない場合、まず何からすべきかわからず、
こんな時は正常な思考回路も作動しません。
とにかく、救急車を呼ばなくてはならない状況になったとき
とるべき具体的な行動パターンを普段から
シュミレーションしておきましょう。
心の準備も必要ですよ。
知人を頼ることも大切!
もしものときの早期発見につながります。
家族や知人に連絡をしてみましょう。
幸い、妹がそれほど遠くないところにいたのでかけつけてくれ、
救急車の手配をしてくれ、最初にかかりつけ医にいき、
こちらで国立病院へ入院の依頼をしてくれました。
体調不良時は一人で抱え込まず、周りの助けを借りることも
大切です。
するべきことは、
⓵ 緊急時は迷わず救急車を呼ぶ(119)
② 迷った場合は救急相談センター(#7119)に
連絡して相談する。
③ なんとか意識がある場合は玄関のカギを開けておく。
余裕があれば、まず玄関のカギを開けてから、
他の戸締まりをしましょう。
救急車を待つ間に準備するもの
少しでも意識のある状態なら、
⓵ 高齢者(患者)の情報を伝える(メモ書きならなおよい)。
↓ ↓ ↓
(持病・飲んでいる薬・かかりつけの医療機関・かかりつけ医の
指示・ここに至った経過など)
② 保険証・診察券・お薬手帳
どんな症状で、その薬を飲んでいるかも伝えた方がよいです。
上記のメモ書きがあると何度聞かれても便利!
③ 現金
診療費と帰りのタクシー代。
銀行のカードやクレジットカードがあると心強いです。
⑤ スマホと充電器(当日帰宅できない場合もあるので)。
⑥ 靴 はきもの
ここまで気がつかないとおもいますが、後で持ってきてくれればと
スリッパを借りることも。
⑦ 普段、外出時に持ち歩くバックは持っていると心強いです。
⑧ ねこにフードを置く
これもそれどころじゃないですが、2匹のねこに
用意してきました。
知識のある人に相談できる手段「#7119」
どの人にも便利!
かかりつけ医があっても、
その日が休診日だったり診療時間の限られた日などありますよね。
そんなときも通話者が確実に受診できるように、診療時間なども
考慮していつでも適切な病院を案内してくれます。
緊急時にはとても利便性の高いシステムです。
「#7119」
相談料は無料ですが、通話料は利用者負担です。
0120-79-7119
フリーダイアルを利用すると通話料が無料になります。
お守り代わりになってくれます。
いざというときに安心です!
救急車の到着後は
自分の家の前で救急車が停まったなんて!!
人も集まってきて近所の手前もあるのに・・・、
自分にとっては生涯であるかないかの状況ですが、
あちらにはこれが日常です。
救急車がきてくれて安心すべきなのでしょうが、
自分はこれからどうなっていくのか?
不安になりますが、そんな中で症状の確認と問診、
受け入れ先の病院の手配があります。
救急病院に到着後は
119番、救急隊員、医師と3度も同じ説明をすることになります。
多分、患者の意識の確認と点滴や血液検査などがあり、
この結果を待って時間がかかり、私は入院することになりました。
後から反省したこと
⓵ スペアキーを2個用意し、一つは自分が紛失したときのために、
もう一つは室外のわかりにくいところに保管する。
② 救急のための通路を空けておく(家の内外)。
③ 1~2泊ならなんとかなる入院用品を常備しておく。
住まいを変えずに安心をゲット「見守りサービス」
これを機に介護保険を申請し、ありがたいことに同じ町内の
ケアマネージャーにお願いしました。
見守りサービスにどんなものがあるの?
⓵ 長時間(24時間以内)の見守りを必要とする。
② 時間に関係な心配してくれればよい。
以下は《私が現在受けているサービス》です。
訪問看護・・・月 木曜日 各30分
デイサービス・・・火 金曜日
おそうじヘルパー・・・土曜日 一時間以内
高齢者配食見守りサービス・・・水 土曜日
以上は
長時間の見守りではなく、②の時間に関係なく
心配してくれればよいというサービスを利用しています。
全部ケアマネジャーが手配してくれました。
デイサービスや訪問看護などの見守り
要介護認定を受けている方が対象となります。
⓵ 週2回(一回30分)の訪問看護
自宅での継続的な療養が必要な人を対象に、看護師さんが
患者の自宅を訪れて医療的な支援を提供するサービスです。
料金は週何回かと何分間かによってかわります。
この他に時間外、夜遅い時刻でも緊急の訪問を頼むことができます。
週二回のデイサービス
要介護認定を受けている方が対象となります。
日帰りで施設に通い(往復の送迎付き)、食事や入浴などが
できるサービス。
《デイサービスの一日の流れ》
時間 | 業務内容 |
---|---|
送迎 | |
9:00~9:30 | 到着後お茶を入れてくれます バイタルチェック 朝の体操 |
9:30~ | 入浴(入浴介助してくれます) |
11:30 | 口腔体操(口の運動) |
12:00 | 昼食 (食事介助もしてくれます) 服薬 口腔ケア(うがいで口の中を清潔にするため) |
13:00 | 食後の休憩 |
13:30~15:00 | 各自の趣味など 体操(歩く・・・介助があります) |
15:00 | おやつ 帰宅前の準備(トイレにつれてってくれます) |
16:00~16:30 | 帰りの体操をしてから送迎してくれます。 |
《介護士さんの目配り、気配りが素晴らしい》
利用者に気軽に声をかけて孤独にせず、来所するのが
たのしみだという方々がいます。
訪問介護のおそうじヘルパー
週一回(一時間以内)
掃除機をかけて床にモップで拭いてくれます、
トイレ、浴室の掃除も。
その時の自分の健康状態を考慮に入れながら、
おまかせしてもOKですが、私はヘルパーさんと一緒に
手伝うかたちですると短い時間で効率的に終えることが
できて助かっています。
食事だけでも助かる高齢者配食見守りサービス
週2回 一食 350円 午前10時前後
対象になる方は、
市内在住の65歳以上の、ひとりぐらし又は高齢者のみの世帯で
見守りを必要とする方や
自分で買物や調理が身体的に困難な方(病気により寝たきり状態、
長時間立っているのがつらい、認知症により火の管理ができない)
など、
介護サービスは必要ないのだけど、食事だけでも助かる…
という方にオススメしたいのが配食の際に、
見守りをしてくれるサービスです。
栄養バランスのとれた食事がとれるだけでなく、
配達員が見守りの機能(配達員が患者の安否を確認する)を
果たすサービスです。
自治体が独自にサービスを提供することも多いので、
お問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
見守りの第一歩 地元の人々からの「見守り」
これまでのようなお金や人の協力がなくても、
「気にかけてくれる存在がいれば安心」というのであれば、
地域のイベントに参加したり、趣味やサークル活動に
参加するということも、一種の見守りだとおもいます。
私の住む町内では春のお花見・バーベキュー大会・夏は祭礼と
盆踊り・年に数回ふれあい会などがあります。
普段から人と交流することで、
いつも参加しているのに今日はいない、どうしたんだろう?
などさりげない見守りが実現可能です。
《さいごに》
高齢の親が一人暮らしをするという状況が増えている現在では、
こういった見守りサービスを利用することで、
安心と安全を手に入れることができます。
費用などはそれぞれ異なりますので、生活状況にあった
見守りサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。