見どころ満載!最上川芭蕉ライン【こたつ船】12月より運行開始!白銀の絶景を映す旅♪

 

芭蕉の俳句で有名な最上川、水墨画を思わせる幻想的な景色が

目の前に広がります。

貧しい農家に生まれた「おしん」が米1俵で身売りされ、

いかだに乗せられて奉公に行くシーンが世界に

放映されたところでもあります。

かつて最上川舟運の要所として栄えた「戸沢藩船番所」を出発、

船頭の舟歌と絶妙なガイド付きでこの季節だからこそ見られる景色を

”ポカポカこたつ”で楽しむことができるんですよ。

下記クリックで好きな項目に移動します☆

「こたつ船」で日本三大急流の最上川下りを楽しむ♪

 

米や紅花などの農産物を酒田の港に運ぶために、昔から舟運が

盛んでした。

そんな最上川の舟運は、今は年中無休の観光船で人気。

四季折々で楽しめる景色ですが、12月からは「こたつ船」で

とじこもりたい気分を開放してみませんか。

日本三大急流

 

富士川(長野、山梨、静岡県)

球磨川(熊本県)

最上川(山形県)

実は日本で最も急流なのは富山県の常願寺川です。

古口港「戸沢藩船番所」から乗船~草薙港(定期航路間)♪

 

船内に売店がないので乗船前に飲み物、食べ物を船番所内で

用意しておきましょう。

船番所は、乗船受付・みやげ販売・食事処があります。

50分間です。

 

 

 

船内、暖房の様子、「豆炭こたつ」ってどんなもの?

 

畳やござを敷いたり、テーブル、いす席も用意されています。

12月になると船の上に屋根をのせて天井の配管から暖かい空気を

おくり、豆炭こたつが置かれます。

その多くの人が見たこともさわったこともない豆炭、豆炭こたつとは

このようなものです。

ミツウロコ 豆炭こたつ 700K

 

炭を丸めたものを石綿でくるみ、火力はけっこう強いです。

市販の電気こたつよりずっと高価格です。

我が家には両親が重宝してた豆炭あんかがありました。

船頭さんの舟歌とユーモアトークで盛り上がる船内♪

 

運航中は舵をとる、もう一人ガイドさん、2名の船頭さんがのります。

船下りの途中で、NHK連続テレビ小説「おしん」の撮影場所も通り、

「おしん」がいかだに乗せられ奉公先に向かう時、父親役の

伊東四朗さんが川岸から手を振りながら見送るシーンが印象的でした。

 

「おしん」の作品は世界68か国や地域で放送され、苦難に遭いつつも

決してあきらめず、貧困・戦乱・復興の中を生きた主人公・

おしんの姿が、世界各国で人々の共感を呼び、

「最上川舟下りを利用する外国人の観光客」が増加しました。

私のときには船頭さんが一部韓国語で案内してくれ、「すげっぺ!」と

言うので拍手をおくりました。

ほかにも、芭蕉のはなし、温泉や地元グルメなど山形ネタを

話してくれます。

草薙港に近ずいてくるとこれもまた、”世界三大舟歌”とも

日本三大舟歌”とも言える

最上川舟歌や「おしんの子守歌」を歌ってくれます。

 

最上川舟運の急速な発展の理由は?

 

舟運が急速に発展したのは、税を重たい米で納めるようになって

川舟や海舟がどんどん使われるようになったからだそうです。

最上川舟運開発は、最上義光による

碁天、三河の瀬、隼(村山市)の三難所開削

ここを砕いて、山形から酒田まで通れるようになりました。

最上川三難所の開削

松尾芭蕉も「碁点・隼・三ケ瀬というおそろしき難所あり」と言っており、

数多くの船が難破。

⓵ 碁点は岩が川に露出し、碁石の如く散在することから名付けられた。

② 三ケ瀬は川の流れに沿った細長い岩が三つ並び、渇水時に出現する。

③ 隼は落差で急流になっており、上りは船を引かなければ通れない難所。

最上義光はこの三難所を開削して最上川舟運を発展させている。

 

河村瑞賢が西廻り航路を開発してたちまち主要な輸送路となり、

舟運が発達していきます。

山形の物資は酒田から下関を通り、上方(今の大阪や京都)、

江戸へと至「西廻り航路」で運ばれました。

行きの船には米・大豆・紅花・青芋・煙草などが送られ、

帰りの船には、塩・魚・茶・古着・雛人形・仏像・石灯篭などが

積まれてきました。

山形は江戸や上方とつながることによって、経済だけではなく

文化にも大きな影響を受けました。

 

船頭さんたちの多言語対応クルーズ!外国人観光客に人気♪

 

船頭さんの外国語の舟歌が評判となっています。

最初は、台湾人向けに中国語でやったのが始まり。

圧倒的に多い台湾からの団体旅行者!

 

バスで巡る「団体旅行者」向きです。

初めて日本を訪れる方々には、やはり東京~関西方面へのルートが

一般的だし、いきなり東北の山形県ではハードルが高いです。

リピート率が高く、団体旅行のシェアが見込まれる地域といえば、

台湾となります。

さらにNHKで放映された「おしん」の故郷として、台湾では

広く知られています

なぜ最上川クルーズが人気なのか?

 

山寺や銀山温泉から、日本海側の酒田や鶴岡に向かう際に通るのが

最上川で、その際に舟下りで盛り上げるコースになっているようです。

船頭さんたちが多言語対応に取り組んでいるため、理解が深まるという。

「銀山温泉」が一躍有名になったのが、NHK連続テレビ小説「おしん」の

舞台として使われたのがきっかけで、特にアジア圏での人気が高く、

現在でも外国人観光客が多く訪れています。

温泉街には「おしん」に登場した「こけし」の工房や、

「大根飯」を「おしんめし」として販売もしています。

酒田の米問屋に奉公に行くおしんが、銀山温泉で働いている母親を訪ねた時、

母親から買ってもらったのが「銀山こけし」でした。

おしんは、このこけしを母親だと思い、辛いとき、寂しいときなど、

こけしに語りかけては、けなげにも成長していきました。

 

船頭さんたちの真剣な取り組み

 

パンフレットは、中国語、韓国語、英語、フランス語を揃えて配布。

景観、舟歌、芭蕉についての解説があります。

多言語は先ず日本語の舟歌を地元の大学の先生に翻訳してもらい、

それを地元の民謡会に持っていき、歌の節回しにおさまりよく整え、

それで多言語の歌詞が完成するのだそうです。

研修会を開き、外国語での舟歌を練習し、朝礼では、外国語版を含め

必ず舟歌を練習するのだそうです

頭がさがりますね。

 

山形県戸沢村にある最上川川下り遊覧船。

雄大な自然の中を船頭さんの舟唄を聞きながらゆっくりと下る

舟下りは、四季を通じていつでも楽しめます。

(12月1日から3月末日は暖房船です。)

お一人でもご乗船できます。

また、車いすのまま、舟下りをお楽しみいただけます。

ぜひ、機会をつくって体験してみませんか。

 

ABOUT ME
yumiko
パソコン初心者のシルバーエイジです。自分で言うのもおかしいですが、それほど世の中の常識にとらわれることなく前向きなほうです。言い換えればマイペースです。猫2匹と暮らし、近所の犬とも無条件の信頼でつながっています。