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おとこはつらいよ「寅次郎心の旅路」まさかのウイーンロケ!

 

「寅さん」のウィーン・ロケは、

ウィーン市側の希望が実現する形で行われ、

しかも寅さんシリーズで数少ない海外ロケです。

寅ガール(マドンナ)は観光ガイド役で登場する竹下景子さん。

右も左もわからない寅さんと竹下景子さんが繰り広げる

人情あるシーンは印象的で、

ウィーンの街並などの名所が多く登場します。

しかも、この映画の中には当時のウィーン市長であった

Helmut Zilk(ヘルムート・ツィルク)さんも出演しているんですよ。

地元ウィーンでは全くと言っていい程知られていない映画であり、

なおかつ自分の街の市長さんが日本の映画に出てることなんて

地元での関係者以外は誰も知らないでしょうね。

そんなことからウィーンの一角には、

寅さん公園(Tora-San- Park) があります。

下記クリックで好きな項目に移動します☆

おとこはつらいよ寅次郎心の旅路 あらすじ

寅さんが自殺サラリーマン・坂口兵馬(柄本明)を助けて

お礼の旅に招待されることに・・・。

彼の行きたい場所がこのウィーン・・・。

しかし、ウイーンを九州の湯布院と勘違いしてしまう寅さん、

その後二人はKLMオランダ航空アムステルダム経由でウィーンに到着。

坂口はウィーンの街に感動するが、

逆に全く興味を示さない寅さん・・・。

そんな時に現地ガイド役で竹下景子さんが

日本のグループを連れて登場し、

その可愛らしい彼女に惹かれて一緒にバスに乗り込んで

市内観光をすることになります。

何故、ウィーンでロケをしなくてはならなかったのか?

 

実は、ウィーン市長ヘルムート・ツィルク氏

「男はつらいよ」を偶然飛行機で見て

惚れ込み、市長自ら招致したのです!

 

外国・飛行機嫌いの寅さん「パスポートどうする問題」が発生

 

自殺男を助けた寅さんはウィーンに行くことになるのだが、

海外に行くためにはパスポートが必要。赤ずきんフミちゃんのリボン on Twitter: "関係ないけど、「寅次郎心の旅路」 では寅さんのパスポートが 登場するんだけど、写真に笑顔で 写っているものだから、イッセー尾形 演じる旅行会社の人が 「笑顔で写っている、パスポート は珍しい」と爆笑するんですよね(笑 ...


4作目「新・男はつらいよ」で寅次郎

が競馬で大儲けし、

「おいちゃんとおばちゃん」をハワイにつれて行くために

パスポートを取得していたが、出発の朝、旅行会社が旅行代金を

持ち逃げしたという理由で実現せず・・・、

という設定を使ってパスポート問題を無事解決。

「寅次郎の笑った顔のパスポート写真」は現在、

寅さん記念館に保存されている。

寅さん”ドナウ”を旅する

 

ドナウ川のほとりに

たたずんで41. Tora-san Goes to Vienna (1989) : 男はつらいよ 寅次郎心の旅路 | 100Torasan.comんでいると、

柴又の江戸川を思い出したのか、

寅次郎は故郷を想い、

 

寅さん
寅さん
どこの川の流れも同じだなぁ

   

流れ流れて、どこかの海に注ぐんだろう? 

川の規模は違っても、これは寅さんの正直な「心の情景」なんですね。

異郷に住みついた久美子(竹下景子)も捨て去ったはずの故郷を

思い出している。

久美子
久美子
寅さんに会った日の晩、故郷の夢を見たの

 

寅さん公園(Tora-San-Park)フロリズドルフ(Floridsdorf)区

 

ウイーンは23区で構成されており、

21区のフロリズドルフ(Floridsdorf)区が

葛飾区と有効都市となったきっかけは、

ウイーン市長が、日本への飛行機の中で見た「男はつらいよ」で

葛飾の風景や人情がウィーンと似ていることで

交流を希望したのだそうです。

この映画の終盤に登場するホイリゲ(ワイン居酒屋)も

21区内にあり、今でもそのまま残っています。

フロリズドルフ区にある葛飾通り

《葛飾通りの標識》

フロリズドルフ区内の道路が、

「葛飾通り(カツシカシュトラッセ)」

と命名される(平成13年8月17日)。

式典に参加するため葛飾区長がフロリズドルフ区を訪問。


「葛飾通り」は、片側2車線の幹線道路で距離は約1キロ。

「おとこはつらいよ」ふうてんのとらさん海外の反応

 

日本人なら、知らない人のいない国民的映画ですが、海外での評判は?

フランスで「男はつらいよ」シリーズ50作を一年間で上映!

 

「UN AN AVEC TORA SAN」(One year with 寅さん)

「UN AN AVEC TORA SAN」(One year with 寅さん)と銘打たれた企画

2022年は寅年のため、

“寅年の寅さん”と題した企画。

その一環として、

海外での上映が決まり、

まずは第1作「男はつらいよ」と、

第5作「男はつらいよ」が上映。

約150人のファンが参加。

「日本文化の新しい側面を発見できた」、

「過去の日本の風景を見られてとても感動した」。

「寅さんもとても素朴で、人々が人間的でとてもよい」

などコメントが寄せられた。

韓国から日本へ交換留学中に「とらさん」に出会う

 

「とらさん」に出会って、日本ではじめて「人情」を見た気がしました。

「失恋話」が、多くの観客を泣かせ、ガサツで、感情的で、

細かい計算も出来ないような不無器用な男が、

「日本一愛される渡世人」になったのです。

 

堅実で几帳面な日本人が、時間も気にせずにふらりと旅を続ける寅さんに

共感し、懐かしみ、涙する。

今の時代、この事実を考えることにも深い意味がありそうです。

映画では、今や必需品である携帯電話もパソコンもない時代。

便利で豊かな現代よりも、不便な生活で隣人と助け合いながら

共存していた時代の方が、よっぽど豊かなのかもしれません。

おすすめするオーストリアの観光スポット

現存するモーツアルトのアパート(モーツァルトハウス・ヴィエナ)

 

 

ここでモーツァルトは、

他のどの場所よりも多くの曲を作曲、

アパートでは、最も重要な作品が

分かりやすく紹介され、モーツァルト

の重要な博物館となっています。

 

モーツァルトの生家は、

ザルツブルク旧市街のGetreidegasse(ゲトライデガッセ) 9番地で

ザルツブルク一番の繁華街です。

お土産屋さんやレストランなどが並んでいる通りです。

看板がお洒落でした!

入場料は大人12ユーロ、6~14歳の子供3.5ユーロ、

15~18歳の子供4ユーロで、家族・シニアなど各種割引もあります。

日本語のオーディオガイドも入場料に含まれています

階段を上がって行くとチケット窓口があり、チケットを購入して

更に階段を上に上がって行きます。

4階に着くと、当時の台所が見られ、その反対側から見学が始まります。

最初にモーツァルトの父親のバイオリン教則本などがある小さい部屋、

その後家族の肖像画がや資料がある大きな部屋、

その次のモーツァルトの幼少の頃のバイオリンが見られる部屋と

モーツァルトの子供達の肖像画がある最後の小さい部屋と

計4つの部屋があります。

《モーツアルトのピアノ》

中欧紀行~ザルツブルグ・モーツアルトの生家 (我が心の故郷~南東フランス・アヌシー&Rikiya's Diary)

階段で下に降りて行く途中の2階には、

グッズが買えるショップもあります。

現在は写真撮影が禁止となっています。

 

世界遺産 ハルシュタットHallstatt(塩の町)

映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台にもなったハルシュタット

ウィーンから鉄道で4時間ほどでハルシュタットへ到着です。

 

Hallはケルト語で「塩」、Stattはドイツ語で「場所」の意味、

町の外れに、古代ローマ以前にまでさかのぼる岩塩坑があります。

この塩坑から古代の墓地遺跡が発見されました。

ゴシック様式の聖ミカエル礼拝堂などが残っており、

他の建物も景色にとけこむように昔の姿を保っているのは、

地元の厳しい建築規制などがあるからです。

 

この下の2つの景色、少し似ているように見えませんか?

上はここ、ハルシュタット、下は京都丹後の伊根です。

ハルシュタット

 

舟屋の里「京都・伊根」を堪能できる観光スポット6選!天橋立から車やバスで約30分から1時間!

《京都丹後の伊根の舟屋群》

私がハルシュタットを訪れたとき、景色のすばらしさはもちろんですが、

「似たところがあるものだなあ~」と思いました。

以前に書いたこんな記事があるのでよろしかったらごらんください。

 

丹後の伊根約230軒建ち並ぶ舟屋群、寅さんが歩いた街並みの数々

【寅次郎あじさいの恋】

これはヘルムート・ツィルク市長が偶然飛行機で「男はつらいよ」を

見ていなければゼッタイに生まれなかったエピソードです。

本当にシュテファン大聖堂やチンチン電車など・・・

40作目「寅次郎サラダ記念日」の早稲田大学前チンチン電車との

比較も可能、

ウィーンの魅力も十分伝わる映画だったとおもいます。

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yumiko
パソコン初心者のシルバーエイジです。自分で言うのもおかしいですが、それほど世の中の常識にとらわれることなく前向きなほうです。言い換えればマイペースです。猫2匹と暮らし、近所の犬とも無条件の信頼でつながっています。