「牛嶋神社(うしじま じんじゃ)」は、境内のどこからでも
ドーン!とそびえ立つ東京スカイツリーを望める好立地にあります。
牛嶋神社はスカイツリーの地鎮祭を行った氏神さまなのです。
最近でこそスカイツリーの氏神さまとして知られるようになった
牛嶋神社ですが、もともとは境内に、ある動物が鎮座していることで
有名なんです。
それは、墨田区の登録文化財にもなっている「撫牛(なでうし)」です。
他にもちょっとユニークな神社でもあります。
それをまとめてみました。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
撫で牛(なでうし)のご利益は?
”撫で牛””という名前のとおり、触って撫でてOK。
神社を参拝するときに特に気になるのがそのご利益でしょう。
身体の悪い部分へのご利益
江戸時代からすでにあった風習で、自分の身体の悪い部分を先に
撫でてから、牛の同じ部分を撫でると病気が治るといわれています。
さて、こちらの撫牛はどの部分がピカピカかというと、
背中と足の付け根部分です。
横たわっているのでいちばん撫でやすい場所だからかもしれません。
おじいさんがやって来て自分の腰をポンポンと叩いたかと思ったら、
慣れた手つきで撫牛の背中をひと撫でして帰って行きました。
心へのご利益
撫牛が有名なのは、身体の悪い部分を治してくれるからだけでは
ありません。
心をも健やかにするからです。
ストレスを抱える人が多い現代こそ、撫牛は必要かもしれませんね。
この場合はどこを撫でればいいのかわかりませんが…。
子どもへのご利益
撫牛のご利益はほかにもまだあります。
子どもが生まれたら、よだれかけを奉納してそれを子どもにかけると
健康に成長するという言い伝えもあります。
ただのんきに寝そべっている牛ではないのです。
思い悩んだとき、子どもを授かったとき、身体が不調になったとき、
人生の節目、節目に撫牛は寄り添っているのです。
牛にちなんだものが多くある神社
狛犬(こまいぬ)のポシションにいる狛牛(こまうし)
本殿の左右に一対でいます。

12年に一度丑年限定「牛のお守り」

この牛のお守り・・・今までは元日から授与していたそうですが、
2021年は年明けからではなく、すでに授与が始められています。
この「牛のお守り」を身近なところに安置し、願いごとが
叶った際には、手作りの布の小座布団をこの牛に敷いてあげると、
また次の幸福が得られるという、古くからの言い伝えがあるそうです。
2000円です。
牛嶋神社は、名前に「牛」がついていて、しかも撫牛が有名。
なぜこんなに牛と縁があるのか。
昔、現在の向島から両国周辺は牛島といわれていた地域で
草を食む牛の姿が見られたとは、スカイツリーが建ち、
一大観光地となった今の東京からは想像できませんが、
国営の牧場があったんですって。
三輪鳥居(みわのとりい)由来は
冒頭の画像をごらんください。
これもめずらしいでしょう。
三輪鳥居は左右に鳥居の半分をつけたような特殊な形をしています。
奈良県桜井市三輪の大神(おおみわ)神社の鳥居から
名づけられたそうです。
ご利益3倍の三輪鳥居くぐりかた!
三輪鳥居の正式な通り方で通れば御利益が3倍、
三ツ鳥居には正式な通り方があり、まず中央から左をくぐり、
もどり右をくぐる。
また左をくぐって中央を進むのだそうです。
もし三ツ鳥居をくぐるようなことがありましたら参考にしてください。

アクセス

浅草駅から
JR・東京メトロ・東武浅草駅改札を出て江戸通り(国道6号線)を
北に進み、言問橋西で右折して言問橋に入る。
橋を渡ってすぐ右側が牛嶋神社。所要時間約15分以内。
本所吾妻橋駅から
都営地下鉄浅草線本所吾妻橋駅A0出口を出て目の前の三ッ目通り
(319号線)を隅田川上流方面に進み、言問橋手前で1本
河川寄りに入れば到着。
所要時間は約10分以内。
東京スカイツリー駅から
東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅正面改札を出て右に行き、
すぐに左折。
言問橋手前で左に入れば牛嶋神社。所要時間は約8分以内。
住所 東京都墨田区向島1-4-5 03-3622-0973
開門時間 (4月~9月) 5時~18時 (10月~3月) 5時30分~17時
ご朱印受付 9時~17時