「アイメイト・サポートカレンダー」では、
アイメイトたちの誕生から子犬の時、訓練や歩行指導中、
現役時代、引退後、家庭犬として過ごす、「アイメイトの一生」
を説明写真入りで掲載しています。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
アイメイトの一生
子犬たちの誕生(誕生〜2か月)
遺伝的な病気を持っていない優れた親犬(繁殖犬)を選ぶ
ことから始まり、種類は主に従順な性格でおとなしい
ラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバーです。

「人間は安心できる」ということを認識させるため、
声をかけたり触れ合ったりして関わっていきます。
生後2か月~1年(飼育奉仕)
飼育奉仕期間が始まる時、アイメイト候補犬は生後約2カ月。
まだまだ小さな子犬です。
しかし、約1年が経つ頃にはすっかり成犬の大きさに。
1年間お預かりしたあと協会にお返しします。
人間が味方になる存在で、人がその犬をどれほど大切にしている
かを子犬に伝えるのが大切な過程であります。
候補犬になるまで
訓練センターでは最初に、盲導犬に向いているかどうかの適性を
3週間かけて行います。
この評価で盲導犬に向くと判断され候補犬になるのは
約4割程度です。
不適格犬奉仕のボランティアさんに引き取られるんです。
犬にとっての幸せは、ご主人と一緒にいること。そして褒められること
でも、犬はご主人と一緒に過ごし、ほめてもらえることが、
何よりうれしく、だから、いつもほめられているアイメイトは、
本当に幸せだと思います。
約4カ月間の歩行指導がスタート
そして訓練はまず、人に注意を向け、その指示に従うための
「基本訓練」から始まります。
基本訓練
オスワリ、フセ、マテ、などの号令にスムースに従う事から、
実はそうではなく、訓練士は犬にとって「楽しい訓練」を
心がけています。
犬たちは厳しい訓練が嫌いです。
例えば、
① 犬(おに)と鬼ごっこをする、犬が訓練士を探して、追いかけて来るのを見はからって、「カム(おいで)」という コマンドを教えます。
② 近くまで来たらロープなどで遊んでやり、犬が「楽しい経験」を強くおぼえるようにします(強化といいます)。
訓練では、Sit(座れ).Down(伏せ).Wait(待て)
などの英語が使われます。
パートナーとなる使用者と4週間の歩行指導合宿
アイメイトとなる犬も同じ部屋で4週間、朝から晩まで
ずっと一緒に過ごします。
生徒たちがアイメイトと実際の生活を送ることを想定して、
家事に慣れていない使用者でも、合宿の間は自分の部屋の掃除、
衣類の洗濯やごみの分別まで、すべて自分たちで
行うのだそうです。
アイメイトと歩けるようになった先のことまで考えて、
合宿中の生活があるんですね。
4週目 銀座歩行テスト
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歩行指導の最後を飾るのは銀座での最終テスト。
当日発表されるコースと目的地を覚え、
多くの人でにぎわう通りをアイメイトと一緒に歩く。
「日本一の繁華街である銀座を歩いた」ということが
使用者にとって大きな自信や喜びにつながるのです。
アイメイト使用者は、信号が点滅してもわかりません。
「青」か「赤」かだけでなく、「青」に変わったばかりなのか、
点滅しているのかなど、信号の今の状態を教えてあげましょう。
「もうすぐ信号が変わりそうなので、次の青まで待った方がいいですよ」
「いま信号は赤ですよ。青になったらお知らせしますね」
「ここには信号がないので、一緒に渡りましょう」
こんなアドバイスだと助かりますよね・・・。
穏やかな余生を過ごすリタイア犬
① パピーウォーカー(飼育奉仕者)の元にもどる。
② 盲導犬協会の老犬ホームで暮らす。
③ リタイア犬ボランティアの家庭で暮らす。
方法があります。
これまで頑張った分、ゆっくりしてね!
カレンダーの収益は全部、アイメイトの育成と
視聴覚障害者の自立支援に役立たれます。
以前、こんな記事を書きました。
よかったら、読んでみてください。
カード会員に負担なく育成費用を安定的に供給できる!【日本盲導犬協会カード】
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