武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ)記念館で、
恒例の「実篤チョコ」バレンタインシーズン版が、
1月20日より発売されます。
2024年は、洋菓子メーカー・モロゾフの缶入りアソートで
金色の缶に実篤が描いたチューリップの淡彩画と、
本人が好んだ言葉「美 愛 眞(しん)」をプリントした
オリジナルのパッケージで、9種類のチョコレート入り。
5000個限定で、取り扱いは武者小路実篤記念館ミュージアム
ショップほかとなります。
老若男女を問わず、大切な人へ気持ちを贈るのに
ふさわしいのではないでしょうか。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
「実篤チョコ」2024年バレンタインシーズン限定版
発売日 令和6年1月20日(土曜日)
価格 税込650円 オンラインショップは価格が異なります。
販売数 総数5,000個限定(なくなり次第終了)
販売場所
① 調布市武者小路実篤記念館 窓口(月曜日休館)
② 調布市武者小路実篤記念館オンラインショップ
オンラインショップは価格が異なります。
③ 調布市総合福祉センター1階 若草ショップ
(京王線調布駅より徒歩2分。月曜日・水曜日・金曜日のみ販売。発売開始は1月22日(月曜日)から)
④ 子育てカフェaona(あおな)
(京王線調布駅より徒歩3分。火曜日定休)
⑤ 仙川商店街 お茶と海苔の青香園
(京王線仙川駅より徒歩5分。定休日なし)
⑥ 我孫子市白樺文学館
(JR我孫子駅南口より徒歩20分。月曜日休館。360個)
武者小路実篤邸跡 武者小路実篤と白樺派
武者小路実篤は、1910年に友人の志賀直哉らと雑誌
「白樺」を創刊し、1916年から2年ほど、手賀沼(てがぬま)
を見下ろす我孫子の高台に夫妻で住んでいました。
子供の頃から”水のあるところに住みたい”という願いを持って
おり、この地は気に入っていたのでしょう。
せっかくなので、今回はその「武者小路実篤邸跡」と、
実篤邸跡を囲む「船戸の森」についてもお伝えして
いきましょう。
桜の時期、紅葉の季節をはじめ、手賀沼湖畔の散策は
絶景だらけですよ!
主要な白樺派の顔ぶれ
文学に関心のある方ならすぐおわかりでしょう、
武者小路実篤は明治43年に、志賀直哉、有島武郎、有島生馬らと
文学雑誌「白樺」を創刊、この雑誌の名前にちなんで白樺派と
呼ばれました。
宗教哲学や近代美術に関心を寄せ同じ白樺派の仲間である柳宗悦
(やなぎ むねよし)が、柔道家の嘉納治五郎
(かのう じごろう)先生に招かれ、
手賀沼湖畔(千葉県我孫子市)に居住すると、
それに志賀直哉らが続き(柳宗悦が呼んだ)、
大正5年、武者小路実篤もこの地にやってきます。
旧武者小路実篤邸跡
(千葉県我孫子市船戸2-21-9)
現在、実篤邸跡に残る建物は、
大正時代の建物を模して戦後
建てられたものです.
現在は三協フロンティア株式会社が所有して
いるようで、一般人は中に入ることはできません。
文人たちも歩いた「船戸の森」
旧武者小路実篤邸跡は我孫子駅南口から
西南のエリアにあり、
駅から20分以上かかります。
ほとんどの観光ポイントは駅の南東にありますが
ここは西側にあり、今は碑がたてられています。
解説板には当時交流があった人々との写真が表示されています。
我孫子・白樺文学館で「実篤チョコ」限定360個発売中
バレンタインシーズンに合わせ、千葉県我孫子市の白樺文学館
で、武者小路実篤記念館(東京都調布市)が毎年限定販売
している缶入りの「実篤チョコ」が20日から発売されます。
1缶650円(税込み)
千葉県我孫子市緑2-11-8
我孫子駅 南口より徒歩20分
開館時間 9:30-16:30 休館日
毎週月曜日(月曜が休日の場合は直後の平日)
《館内見学の場合は入館料が必要です》。
入場料一般 300円 大学生・高校生 200円
平成21年4月から我孫子市白樺文学館として運営されています。
1階の中展示室には柳兼子(柳宗悦の妻)が晩年愛用した
ピアノをはじめ文学館の所蔵品を展示。
あえてサロン風な展示は、白樺派の雰囲気を活かすため。
1階の図書室では「白樺」の復刻版をはじめ、白樺派民藝運動関係
の書籍を閲覧することができます。
地階は音楽室で、アルト歌手でもあった柳兼子の歌曲を中心に
展示に合わせた歌曲が流れています。
以前にこんな記事を書いています。よかったらごらんください。
↓↓↓
我孫子市「手賀沼公園」豊かな自然を満喫できるスポット湖畔・鳥・文豪のまち!
《さいごに》
晩年の実篤は、野菜や果物を水彩で描き、その絵に合う
名言の一文を添えたを数多く制作しました。
「仲よき事は美しき哉」「この道より我を生かす道なし
この道を歩く」など、
「自分にぴったりの言葉」「元気をもらった」
「こころがおちつく」といった、共感や感銘の声が
聞かれました。
「仲よき事は♡美しきかな」は
互いに相手を尊重し合って仲良くできるのだ、と
言っているようです。