JR青梅線の古里駅から奥多摩駅の間に整備された
大多摩ウオーキングトレイル、奥多摩駅から白丸ダムに向かう
渓谷が数馬峡で急流が削った岩肌を見ながら歩くことが
できます。
川辺を歩く比較的起伏の少ないルートで
体力面で十分ではないこどもや高齢者の方でも
楽しむことができます。
下記クリックで好きな項目に移動します☆
数馬峡

数馬峡遊歩道は渓谷側には防護柵が設置,
整備された遊歩道です。

《コースタイム》
奥多摩駅(30分)→海沢大橋(40分)→数馬峡橋(30分)
→白丸ダム(20分)→白丸駅
スタートはJR青梅線・奥多摩駅近くの奥多摩駅入口交差点。
昭和橋で多摩川を渡り、右岸側へ(氷川キャンプ場があり)。
途中のつり橋・もえぎ橋から見る紅葉がgood!!
海沢大橋南交差点で横断歩道を渡ってから海沢大橋側に入ると、
道路沿いに数馬峡遊歩道の入口階段があるので、
そのまま数馬峡遊歩道に入ります。
交差点で横断歩道を渡らないと、数馬峡遊歩道前では
渡ることができません。
人力で掘削された数馬切通しの道

国道411号が白丸トンネルで抜ける
トンネルの上にある切通しが、
数馬の切通し。
1703年から3年を費やし、苦労の末に開削された
山越えの道です。

工事は火をたいて熱くした岩に水をかけてもろくし、
ノミややツルハシで掘鑿(くっさく)するという難工事の末に
開削したもの。
この切通しの完成で、氷川から現在の小河内ダム・
奥多摩湖周辺、大菩薩峠を越えて甲州側の塩山とを結ぶ
青梅街道が、甲州街道の脇往還として使われるように
なったのです。
数馬隧道(かずまずいどう)

国道411号が白丸トンネルで抜ける
トンネルの南にあるのが、数馬隧道。
大正12年、馬車道として開削された
トンネルです。
数馬峡橋楽しみかた
① 東京にもこんなきれいなところがあるなんて!!
エメラルドグリーンの美しい渓谷。
数馬峡遊歩道を利用すれば、多摩川を見下ろしながら
林道散策も楽しめます。
両岸の木々が豊富で自然豊かな場所です。
② カヌーやカヤックの人気スポット!
でもあるこの場所では、
自然を満喫しながら静かな時間を過ごせます。
数馬峡遊歩道で数馬峡橋南詰へ、さらに白丸湖の湖畔に続く
白丸湖畔遊歩道を歩けば、白丸ダムに到達します。
白丸ダム
交通局が管理する3つの水力発電所
交通局といえば、都営地下鉄、都バスなど交通関係の
イメージですが、電車に電気は不可欠。
使うなら作ろう、と昭和32年から多摩川を利用した
水力発電の電気事業を行っているのです。
水力発電は発電する際にCO2を排出せず、
環境にやさしいエネルギーです。
現在、交通局が管理している水力発電所は、
多摩川第一発電所
白丸発電所、
多摩川第三発電所の3か所。
1年間に発電する電力量は、だいたい一般家庭35,000世帯の
使用量に相当します。
白丸ダムで貯えた水は下流の御岳にある多摩川第三発電所に
送水し、最大16,400kWの電力を発電させています。
国土交通省の水管理 魚がのぼりやすい川つくり
平成13年、国土交通省が魚道を新設し、多摩川に生息する魚の
往来が出来るようにしました。


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従来の堰堤(えんてい)は、落差が大きくて魚は堰堤上流へ、
のぼれませんでした。
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そこで、落差を小さく区切り、魚が少しずつのぼって
いけるように、堰堤の上下を行き来できるようにしたのが
魚道(ぎょどう)です。
《白丸魚道入口のらせん階段》
ダム堰堤を渡った対岸の「白丸魚道入口」に行きます。
説明を聞いて「らせん階段」を下ります。
下ったところにトンネル部魚道があります。
白丸魚道の開館は、4月~11月の間の10時~16時です、休館は週2日。土・日曜および7月~8月は無休。入館は無料。
白丸ダムは、
4月~11月の土日祝(夏休み期間は平日を含め毎日)、
10時から15時まで、内部の見学をすることができます。
青梅街道に出て奥多摩駅方面に進み、白丸駅を目指します。
大多摩ウォーキングトレイルだけでは物足りない方は、
奥多摩駅周辺に登計トレイルや氷川遊歩道という
別コースもあるので組み合わせてもよいでしょう。
奥多摩の自然をゆっくりと満喫できる半日の過ごし方としては
ぴったりだなーと思います。
以前にこんな記事を書いています。