月山(海抜1,984m)は、海抜1,400m以高の区域が
国の天然記念物に指定されています。
昔より信仰を集め、「祖先の霊が鎮まる山」といわれ、
弥陀ヶ原(みだがはら)、
東補陀落(ひがしふだらく)、
佛生池(ぶっしょういけ)、などの地名は
「過去の世を表す山」としての信仰をよく伝えています。
月山の八合目にある弥陀ヶ原湿原には、清々しい景色が広がって
います。
今は八合目まで車道が通じていて、夏には多種の高山植物で
埋め尽くされ、毎年多くの観光客が訪れています。
日本百名山・花の百名山として名高い月山に連なる
「姥ガ岳(うばがたけ 標高1670メートル)」は
4月から7月までは、全国でも珍しい夏スキー場としてオープンし、
登山期には、雪解けした所から次々と高山植物が咲き始め、
斜面いっぱいに広がる花畑が目を楽しませてくれます。
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月山本宮
標高約1400mの月山八合目弥陀ヶ原湿原から約3時間登ると
月山山頂に到着します。
月山は標高1984mで、吹きつける風は強く、
大きな社殿を建てることはできません。
そのため自然石を積んだ石垣の中に、一メートル四方ほどの
小さな祠(ほこら)をつくりました。
ここに、現在月山神社本宮があります。

祭神は月読命(ツキヨミノミコト)、
古代では月に対する信仰も人々の生活の中で
とても大きな位置を占めていたようです。
名前の「ヨミ」は月の満ち欠けを数えるという意味で
暦の上の一日を読み取ることと関係しているようです。
古い文書には、月山に阿弥陀如来が現れたとあります。
阿弥陀如来は死者の国の仏、月読命は夜を支配する神。
それゆえ月山は死者たちの夜の住む国といわれます。

参拝情報 2021
月山登拝所要時間月山八合目、御田原より徒歩約2時間30分~
開山期間 7月1日~8月31日
開閉時間 7:00より16:00
拝観料 500円
TEL.090-8921-9151
FAX.090-4046-5608(月山神社本宮)
月山中之宮 御田ヶ原神社の役割
駐車場から20分ほど登ったところにある中の宮の『御田ヶ原神社』。
山頂の神社まで行かれなくてもここで
祈祷や供養を行うことができます。
御田原神社の社殿の隣に山小屋を兼ねた
参籠所があって、
宿泊や食事をとることもできたのですが
コロナで宿泊はできないとのこと。
御田原神社の社殿は、月山神社本宮の二十年に一度の
式年遷宮(しきねんせんぐう)による古材を用いて建てられる。
ゆえに、月山頂上の本宮参拝が叶わない人にとっては本宮参拝と同様の
御神徳を与えられる。
霊験あらたかな月山神社でご利益をいただこう‼
人は「困った時の神頼み」と言い、神社や仏閣などに
お参りして、精神的に”どこかにすがりたい”と
拠り所とする為にという人が多いとおもいます。
ご利益があると評判のものに期待する場合も、
ところがお願いや祈祷をしたところ、
そのご利益がてきめんに表れて
思い通りの結果になることもあります。
出羽三山のなかでもパワーガ強い
◆ 目標に向かって前進するためのパワーが与えられる。
◆ 叶えたい夢を叶えるためのパワースポット。
◆ 本来ならば無理と言われた状況が好転したり、
思わぬ利益を得ることなどがあります。
◆ 人生の転機やスタートの時に訪れたい。
◆ 心の癒し。
◆ さらに2度目に参拝すると仕事運と金運がアップする。
まず、心静かに参拝し、自分にとっていらないもの、
たとえば過去のつらい出来事などを
あの世に送りだすことで
パワースポットの力がそこに入ってくるのだそうです。
月山八合目弥陀ヶ原
八合目の駐車場からすぐに湿原のエリアが広がります。
湿原には木道が敷いてあり歩くのがとても楽。
登山初心者でも安心。
最もスタンダードなコースは、月山八合目駐車場から湿原を散策し、
月山中之宮を参拝して駐車場へもどる60分コース。
トイレを忘れずに・・・協力金100円
7月から8月にかけて130種類以上の花が咲きます。
また、9月下旬に、湿原が黄色に染まる「草紅葉」もすてき。

《現地施設情報2021》
月山八合目公衆トイレ・駐車場 使用可、協力金
月山八合目レストハウス 営業中(無料休憩所あり)
営業時間:午前8時30分~午後3時30分
月山八合目弥陀ヶ原参籠所 開所しています
電話:090-2367-9037
九合目佛生池小屋 開所しています 食事・休憩・宿泊可能
電話:090-8783-9555
九合目公衆トイレ 使用可、協力金
月山神社本宮 開所しています。
7月1日(木)~8月31日(火)
月山山頂小屋 オープンしています 食事・休憩・宿泊可
電話:090-8781-7731
山頂公衆トイレ 利用可、協力金
月山ペアリフト 電話:0237-75-2025
上下線乗車可
運行時間 午前8時00分~午後4時30分
姥が岳(うばがたけ) 1670メートル
姥ヶ岳は月山リフトと月山山頂のちょうど中間にあります。
姥沢駐車場 無料ですが協力金大人一人200円払います。
トイレあり。
大人 往復1100円 片道600円 子供 往復700円
駐車場から10分くらいでリフト乗り場に到着。
リフトをおりて30分くらいのぼると1670メートルの姥が岳山頂に
到着します。

《山頂から見る景色 視界をさえぎるものがなく、高い!》
リフトを利用するときつい登りがなく楽です。
約2時間半で月山頂上に到着。
月山スキー場
豪雪地帯で、道路距離で25km山奥にあり、そのために
積雪量が多く年で4-5mとなるため、冬のアクセスが不可能、
冬期のスキーができない。
その一方、残雪が豊富なため、4月から7月にかけて営業するという
珍しいスキー場。
上記の画像のように
姥ヶ岳山頂付近にはほとんど木々がないため
各コースが広大で滑れるエリアはかなり広い。
《[姥沢口]姥ヶ岳から秋の月山を望む》
《羽黒山、湯殿山》についての記事を書きました。
よかったらごらんください。