弟の妻ヨハンナ・フォン・ゴッホ=ボンゲル(左)と弟テオドロス・ファン・ゴッホ(右)と甥フィンセント・ウィレム・ファン=ゴッホ(子供)
そもそもゴッホはいくつかの挫折を経て画家を目指したのが27歳、
37歳で亡くなるまで画家としての人生は10年足らずで
売れた作品(赤いブドウ畑)は一枚でした。
今回のゴッホ展で重要な人物となるフィンセントの家族、
ヨハンナ・ファン・ゴッホ= ボンゲル(ヨー)は、
フィンセント兄弟の死後、フィンセントの作品を世に出すことに
人生を捧げ、画家として評価されるよう奔走した女性、
弟テオの妻であったヨーなんです。
その息子フィンセント・ウィレムも財団を設立、
1973年にファン・ゴッホ美術館を開館させました。
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「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」
大阪市立美術館会期:2025年7月5日(土)〜8月31日(日)
東京都美術館会期:2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
愛知県美術館:2026年1月3日(土)〜3月23日(月)
《東京都美術館》
- 休室日 月曜日、
- 9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
- 9月15日(月・祝)、9月22日(月)、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開館
- 時間
- 9:30~17:30、金曜日は20:00まで 入室は閉室の30分前まで
- 観覧料
- 当日券 一般 2,300円(2,100円)
大学生・専門学校生 1,300円(1,100円)
9月中の平日は大学・専門学校生は無料
65歳以上 1,600円(1,400円)
18歳以下、高校生以下 無料
前売券の販売は2025年7月25日(金)~9月11日(木)まで
土日、祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制
当日空きがあれば入場可
12月12日(金)までの平日の場合は日時指定予約は不要です。
ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクション
写真や映像で家族の紹介。
ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、
ファン・ゴッホの作品30点以上と日本初公開となる
ファン・ゴッホの貴重な手紙4通なども展示。
フィンセントとテオ、ファン・ゴッホ兄弟のコレクション
《フィンセントが自らの作品と交換で手に入れた作品》
オーストラリアの画家ジョン・ラッセルが1886年に描いた肖像画。
描かれているのはフィンセント・ファン・ゴッホで、二人ともパリ
のフェルナン・コルモンのアトリエに通っていたラッセルと
出会い、友人になった人物、
ゴッホはこの絵に大喜びしゴッホは贈り物ではなく交換を主張し、
ラッセルには古靴をモチーフにした絵を譲りました。
「大切に扱ってほしい。僕にとってとても重要なものだ」と手紙で
弟・テオに頼むほど。
ゴッホ画家としての自画像
ゴッホが画家として過ごした時期はわずか10年ですが、
テーマに取り上げた内容は人物画、風景、植物、建物など、
その中でも、自画像はわずか3年半というさらに短い間に、37点に
も及ぶ作品を制作。
なぜこんなにも多くの自画像を描いたのか
というと
◆ 写真がまだ一般に広まっていなかった時代、一番の理由は
自分の映像を残すこと。
◆ モデルを雇うお金がなく、自画像を練習すれば他人の肖像画も
上手く描けるようになると思ったから。
◆ パリ移住以前の自画像がないのは、像が映るほどの
大きな鏡を持っていなかった。
パリ時代(1886年~1888年)
《麦わら帽子の自画像》
幅0.318メートル、高さ0.406メートルの作品
アルル時代(1888年~1889年)

「耳切り事件」もこの時期に起こりました。
事件後に描かれた
「耳を切った自画像」などが代表的です。
ヨーは日記に、
「子供のほかに、テオは私にもう一つの使命を残した──
フィンセントの作品を多くの人に見てもらい、真価を認めてもらう
こと」と書いている。
ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルが売却した絵画
2年に満たないテオとの結婚生活の後、29歳で未亡人となり、
息子のためにもこれらの資産を自らの手で守りぬくことを
決意したのです。
ですが
ヨーはむやみにゴッホの作品を売ることをしませんでした。
日本初公開の手紙
特に手紙は、書かれた日付や、どの作品について書かれたものなのか
を丹念に調べて突き止めるなど、後世の研究に大いに役立って
います。
親交を深めたオランダの画家アントン・ファン・ラッパルト宛て。
老人の後ろ姿やベンチに座る人々など、日常でのスケッチが描かれ、
暮らしぶりが垣間見れる。
ゴッホにひたる
イマーシブ(没入)空間で、ファン・ゴッホに包まれる!?
このコーナーでは、[写真撮影OK][動画撮影OK]
[SNS投稿OK]!
以前にこんな記事を書いています。
2021年の「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」
(東京都美術館)では、感染対策で事前予約制だったにも
かかわらず、30万7750人もの人々が押しかけた。
コロナ禍前の展覧会でも来場者は35万人程度だったというから、
日本人のゴッホフアンは相当なものですね。
さいごに
人はどれほどの才能に恵まれていても、そのまま誰にも知られること
なく埋没するに違いない。
才能が評価されるには多少でも人間味のある魅力的な人物でなければ
ならない。ゴッホは恵まれていたとおもいます。

